「ちょっといい調味料」、これほど少額でリターンの大きい投資があるだろうか?
金曜日の今日。
仕事帰りの電車で、「ああ疲れた…週末は2日連続外食だから、ヘルシーなものを食べたい…でも食べたいものが思い浮かばないな〜」と思いながらスマホを眺めていた。
あら、チャーリー・ノートンさんがnoteを更新されているワと気づく。
チャーリー・ノートンさんは美味しそうなレシピや海外の食材などを、チャーミングな文章で紹介しているベテランの料理人さんだ。
今回は「ゲランドの塩」という、フランスの塩に関する記事だった。
ゲランドの塩については、チャーリーさんのnoteを読んでいただくのが一番なので割愛する。
読み終えるやいなや、私は帰り道にこの塩を買える店がないか一目散に調べはじめていた。
上記のnoteでフェアトレード商品の通販サイトも紹介されているが、あまりにおいしそうで、もうどうしても、今日、この塩を味わってみたくなってしまったのだ。
どうやらKALDIにあるらしい。セーフ、まだ営業時間中だった!
途中下車して、無事「ゲランドの塩」を購入する。
KALDIには三種類あった。一番小さいサイズで、使い勝手のよさそうな顆粒タイプを選んだ。
この塩を味わいたいからシンプルな料理がいいよなあと、ワクワクしながら買い物し、調理にとりかかる。
初めての食材を使うときのこの昂揚感、料理の魅力のひとつだよなあ。
今日は二品作った。
ゲランドの塩とオリーブオイルだけで仕上げたスズキのカルパッチョと、
れんこん、エリンギ、アーリーレッド、おくらをストウブで蒸し焼きにして、ゲランドの塩だけで味付けしたもの。
私は味覚がとくべつ優れているわけではなく、ただのイチ食いしん坊だが、それでも普段使っている塩との違いはわかった。
カドというかトゲがなくて、まろやかな甘みがあるのだ。
主張が強くなくて、料理をおいしく仕上げてくれる塩だなあと思った。
適切な例えが思い浮かばないのだけど、芸能人でいうならタモリさんのような…(どんなタレントさんと組んでも面白い番組にできて、でも決してやかましくない、プロのお仕事!という感じ)。
タモさんはさておき、私の下手な例えなんかよりも、一度使ってみていただくのが一番だろう。
KALDIに1キロ700円のタイプもあった。伯方の塩の2倍の値段だが、たった数百円の違いだ。
私は常々、ちょっといい調味料を使うことは書籍と同じくらいコストパフォーマンスの良い投資だと思っている。
数百円の課金で、数ヶ月にわたって料理がグッとおいしくなるのだ。数百円だぞ。こんなに少額でリターンの大きい投資がほかにあるだろうか?
ゲランドの塩、とってもいい買い物だった。これから色々な料理に使ってみたいなあ。
チャーリーさんの記事の、鯛の香草塩釜焼きのなんと美味しそうなこと…。
グリルしたお肉やお魚、フルーツサラダ、野菜のポタージュなんかにも絶対に合うはず。あ、塩むすびも作ろう…
ともかく、金曜日のディナーがとっても素敵なものになった。チャーリーさん、ありがとうございました☺️
(チャーリーさんの記事のコメント欄で、使い方や種類の違いについても教えてくださっているのでそちらも宜しければぜひ読んでみてください!)
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