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発達障害がある子どもが片付けが楽になるポイント3つ

発達障害がある、グレーゾーンといわれる子どもが苦手なことの1つ“片付け”を少しでも楽にするためのポイントは次の3つです。

1.モノの量を子どもが管理できる量にまで減らす
2.子どもが片付けやすい収納にする
3.どこに片付けたらいいかが目で見て分かるようにする

1.モノの量を子どもが管理できる量にまで減らす

モノは多ければ多いほど「収納・管理・片付け」の手間が増え、片付けのハードルが高くなります。

まずは今あるモノを子どもが管理しやすい量に減らしましょう。

子どものモノを

・使っている/使っていない
・好き/好きじゃない
・ないと困る/なくても平気

などで分けて、「使っているモノ、好きなモノ、ないと困るモノ」だけを選びとります。

そして選ばなかったモノは捨てる・譲る・売るなどの方法で手放しますが、すぐに手放すことが難しい場合はひとまとめにして生活の邪魔にならない場所に移動させるだけでも構いません。
(分けた日付を記入して1年後など定期的にチェックするといいですよ)

2.子どもが片付けやすい収納にする

・片付けに必要な動作を減らす
収納する場所を扉のない棚にする、収納用品をフタのない入れ物にするなど、片付けをするときに必要な動作の数(アクション数)を減らすことで片付けやすくなります。

・片付けのルールを減らす
シリーズの本は番号順に並べる、ブロックは色別(または形別)にする、服は決まったたたみ方でたたむなど、ルールが増えれば増えるほど片付けに対するハードルが高くなります。

片付けのルールは必要最低限にして「使ったら元の場所に戻す」ことができればたくさん誉めてあげてください。

3.どこに何があるかが目で見て分かるようにする

ラベルはモノを探すときだけでなく、片付けるときにも役立ちます。
収納にラベルをつけて「どこに何があるか」が目で見て分かるようにしましょう。

※ラベル=収納の中に何が入っているかを書いたカードやシールのこと

また、片付け方を忘れやすい子どもには片付けの手順を図に書いておくと分かりやすくておすすめです。

そしてすぐに全部できなくても怒らずに、1つでも片付けられたら誉めてあげてくださいね。

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