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工場勤務だから、じゃないと得られなかったもの。

私は、現在工場に勤務している。
現在の会社に総合職で入社。
一年目は研修で現場に配属。

肉体労働に、不規則な出勤時間、残業、単純作業。本来自分がしたい仕事内容でもなく、人間関係も良くない。疲れた、辛い、辞めたい。

入ったばかりの私はそう思っていた。

毎日仕事が憂鬱で、自分は今、何をしているんだろうと考える毎日。
周りの友人は、楽しそうに仕事をしている。
こんな毎日にうんざりしていた。

せめて、仕事以外の時間は有意義にしようと、資格の勉強、読書、旅行、など視野を広げる事に尽くしてきた。

半年も経てば、工場の仕事にも慣れ、新しく学ぶ事もほぼ無くなった。
あと半年すれば、希望部署に移動。
あとは適当に過ごそう。
そう思っていた。

しかしふと思ったのだ、

今の職場だから、じゃないと得られない、ものが何かあるのではないか

そして私は2つのものを得た。

1つ目は、ベトナム人の友人だ。

工場は、外国の方が多く、日本で手軽に国際交流出来る場所であると気づいた。

それぞれの国ごとコミュニティーが出来ている。他の国同士のコミュニケーションは仕事に関する最低限の会話。

私はせっかく色んな国の人が居るのだから、友達を作ろう!!!!!と決めた。

工場には私と同い年のベトナム人の子がいた。
思い切って話しかけ、連絡先を交換。
そして先日、一緒にご飯にいった。
初めて外国人の友達が出来た。
とてもワクワクしたし、嬉しかった。

外国語も喋れない、ベトナム語なんてもってのほか。そんな私に、ベトナムの友達が出来るなんて全く想像していなかった。

これは間違いなく国際豊かな工場に居たからできた事だと思う。

二つ目は、現場の改善だ。
正直、入社した頃の現場はひどかった。笑
半年経つと、問題が更に見えてくる。
だか、変える事は難しい事だし、一年経てば居なくなるのだ。自分には関係ない。そう思っていた。

あるタイミングで現場をまとめる上司が変わった。
あんなに駄目駄目だった現場がものすごいスピードで変わっていった。驚いた。本当に驚いた。
作業の効率化が進み残業時間は激的に減少。

何故その上司がこんなスピードで現場を変えることが出来たのか?

答えは簡単だ、多くを提案し、実行したから。
立場があると更に決定権がもてる。だからより改善が進んだのだろう。
では、私たちは何も出来ないのか?
違う。
提案は誰でも出来るのだ。
逆に提案がなければ何も変わらないのだ。

もっとこうならない?
ここ、こうして欲しいんだけど〜

その上司はそんな小さな提案でも、全て拾って上に相談してくれる。
この仕組みがある今提案は、職場を変えるチャンスなのだ。
そしてこれは一年目の私でも出来る事。
何なら問題だらけのこの職場は、提案の宝石箱なのだ。

そこで、私も前々から気になっていた問題を提案してみた。
提案するのは勇気が必要だったが、
しても採用されるのかはまた別!!!
するだけすればいい!!!
と思い、声を掛けた、笑

結果、直ぐに改善対応してくれた🤲
(やっぱりこの上司すきっっ。笑)

私の提案は、小さなものだったが、働くみんなの不満が少しでも減れば嬉しい。

この学びも経験も、この工場に居たからこそ得られたものだ。

今まで、工場=単純作業と思っていた私は、作業を完璧にこなす事がゴールだと思っていた。そして何かを得よう、得られると思った事はなかった。

だが、工場勤務だから、だったから得られたものがこんなにあったのだ。

今なら言える、
工場勤務を経験出来て本当に良かったと。

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