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日記 満ち足りた食事

この間、気付いたら恋人と付き合って1年が経っていたので食事に行った。

二人とも野球に関心がなさ過ぎて(私は阪神もオリックスも両リーグの中では1番好きではあるのだが)、日本シリーズ最終試合の日の大阪というチャレンジングな日取りにしてしまった。まあ私たちの予定の方が先に決まっていたが。
でもみなさんは道頓堀にいたからか、梅田の方では野球の「や」の字も感じられなかった。幸い。

その日がは大学生でもいけそうな、若干こじゃれた感じのイタリアンを探して予約し(味はいまいちだった。自責の念に駆られる)、お酒を飲んでご飯をたべた。

突然だけれど私の最近のお気に入りはジントニックである。
お酒を飲みだしてから、一通り試しつつ、癖がなくて甘めのものをテキトーに飲んでいたんだけど、なんでもっと早く試さなかったんだろう、と最近ずっと思っている。
敬愛する作家、江國香織さんがジンが好き、と言っていたのを偶然思い出して飲んでみたらとても好きだった。カシオレとかより甘さも控えめだからごはんに合う。

好きな人と美味しくお酒を飲んでご飯を食べられるのってすごい幸せなことだ。満たされた気分になる。私食べるの好きだからなおさら。
20歳なるまではお酒の必要性を感じていなかったけれど、今はお酒を飲めるようになって良かったなと思う。
好きな人と飲むと楽しい。

1年記念日ということでご飯に行ったが、別に私は長く付き合うことを目的にして彼と付き合っているわけではないから、「1st anniversary♡」with 花火の乗ったケーキ、みたいな、世のカップルがしていることにはなんとなく抵抗があった。
日常だし!みたいな謎の意地。
単純に彼とはすごく気が合うし好きだから、これからも長くお世話になるつもりだけれど。
そんな感じで、1年にあまり特別な意味合いを持たせていなかった私だったのだけれど、なんと、ご飯を食べる前に彼からネックレスをもらってしまった。きゃ!

いつも通り照れっぽくはにかんで、「はい、これ」って。
なんともかわいくて、中身はなんだろう、ということよりも、中身がなんであれ、(多分)一生懸命考えて準備してきてくれたことがすごくうれしかった。
1日こっそりこれを持ち歩いていたと思うと余計にかわいい。
中身は書いた通りネックレスで、私に似合いそうなシンプルな感じのものだった。
封を開けている途中でドリンクが来たけど、ラッピングも丁寧に開けたかったから一旦お酒を放置して開封して、自分ではうまくできなかったから彼につけてもらった。

「似合ってるね」と言われたから、
そんなの当然、私が人生でつけるなかで一番似合うネックレスだと答えた。

別になんにもなくてもよかったんだけれど、こうしてプレゼントされるとやっぱりすごくうれしかった。
多分私はちっちゃい子みたいににっこにこだったと思う。
私も次の機会は何かしてあげよう。

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