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バーチャファイター4evo専用スティックのパーツを三和レバーに移植する

驚異の悪魔合体。

もしかすると、これで底にあたらない三和レバーが作れるか?

VFesも配信されたし、ちょっと戯れにPS4対応のバーチャ専用スティックでも作ってみるかーと、素体となるアケコンとしてバーチャファイター4evo専用スティック(以下evo専用スティック)を購入した。お値段1,000円ほど(商品リンク探してみたらAmazonだと結構高い)。

evo専用スティックはPS2版VF4evo発売時にHORIから出されたもので、PKGの3ボタン+L3・R3ボタンしかコンパネ上に存在しない潔いアケコンである。

レバーとボタンはHORIオリジナルだがそこまで悪いものではない。とくにレバーは思ったよりも優秀で、中身どうなっているんだろうと見てみたらオムロンのスイッチが使われていた。フィーリングが三和に近いなと思ったら、そりゃスイッチがオムロンなら近いと言うか同等である。ただ、スイッチとレバーの間隔などは違うので、少し感じ方が違う。やはり交換かなーなどとレバーをバラしながら各パーツを眺めていたら、シャフトの太さがどうも三和のソレに近いような……もしや、これは移植できるのでは?と試してみたら移植できてしまった。驚異の悪魔合体がここに誕生である。

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右が、三和レバーにevo専用スティックのパーツを移植したもの。左はノーマルな三和レバー。evo専用スティックはシャフトが全体的に三和のものより短いのだが、結果として右の悪魔合体レバーは軸受が奥に引っ込んでいる。この写真だとわかりにくいので、もう一点。

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どうだろうか。手前が悪魔合体レバーで、奥がノーマルレバーである。シャフト下部分の出っ張りがないのがわかるだろう。こんなに奥まって、ちゃんと軸受がスイッチにあたるのか?と疑問に思うかもしれないが、これが面白いことに普通にあたるし、感覚は三和そのものである。シャフトの全体長以外は互換性があるということなのだろう。ちなみに、移植レバーにもシャフトカバーがついているが、これはもともとはついているものではなく、純正のシャフトカバーをぶった切って長さ調節をしている(シャフトカバーが使えることから、太さなどについては同等なのがよくわかると思う)。

さて、これによるメリットは何かといえば単純で、アケコンの厚みがないがゆえに三和レバーをそのままでは搭載できない個体でも、取り付けができる可能性が出るということだ。たとえば、今回パーツ取りをしたevo専用スティックは三和レバーをそのまま取り付けると下部の鉄板にシャフトがあたるため、スペーサーで高さを出すか、もしくは鉄板に穴あけをしなければいけなかった。しかし、今回の悪魔合体レバーがあればそれらの加工が不要となる。さしあたってはevo専用スティックで改造を進めてみるとする。

それにしても、やってみるだけやってみるもんだなあ……。

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