「スーパーロボット大戦α パーフェクトガイド」の自重しないコメントをライター自ら解説する(キャラクター編)
抜粋した自重しないコメントを、懺悔しつつ解説していく。
はじめにお読みください
本記事は「スーパーロボット大戦α パーフェクトガイド(ソフトバンクパブリッシング刊)」製作時のテキストファイルが発掘されたので(しかも修正前のもの)、それを使って自重しないコメントをライター自ら解説していく企画である(今回はキャラクター編)。なお、前置きしておくと、決してそのような意図はないのだが、当時の自分の実力不足により、ただただ貶しているようなテキストになってしまっている箇所がある。気分を害する方もいるかもしれないので、読み進めるにあたってはご注意いただきたい。
アポリー
リアルなら最初から、スーパーなら合流時に仲間に。使えないパイロットではないが、育てる必要はない。回復に関しては超一流だ。
だめ夫注:養護しているのか貶しているのかよくわからないテキスト。ロベルトと比べると多少良く書こうとしている感はある。
イーノ=アッバーブ
弱い。超絶に弱い。「イーノこそスパロボ界の至宝! 最後の砦なのだ!(意味不明)」とかいう人以外育てる必要はないだろう。
だめ夫注:何か面白いことを書こうとした結果、よくわからない例えを入れるという手法を見出したのだと思われる。一応、ニュータイプレベルが4まであがって多少の補正はつくから超絶まではいかない。「ひらめき」がないため、ボス戦の削りなどには向かない。
ウッソ=エヴィン
ストーカー少年だが、さすがは「スペシャル」。並みのパイロットなど歯牙にもかけぬ能力を持つ。「気合」による即効性の高さも魅力的。
だめ夫注:冒頭にひどいことがさらっと書いてある。カテジナに対してそれに近い行為をやっていたはやっていたが、いきなり飛ばし過ぎというものである。ちなみに、スペシャルというのは、Vガンダムの作中におけるウッソの驚異的な能力を評した言葉であり、知識ひけらかし系のワード。
エル=ビアンノ
ZZ5人衆の中では、それなりに使える方か。無論、ZZ5人衆の中での話だが。「エル萌え~」とかいう人以外は育てなくてよし。
だめ夫注:書くことに困ったのだろう、当時は萌えという言葉がよく使われていたので用いたのだと思われる。お得意の「~だが。」も炸裂し、顰蹙もののテキストに仕上がってしまった。ニュータイプレベルが7まであがり、「必中」と「ひらめき」の両方があることを考えると十分戦力になるキャラ。
柿崎速雄
不死身の男①。あの爆発、しかもあの断末魔で生きてるってあんた一体何者だ。もしやユーゼスが因果律で……? ありえる話だ(笑)。
だめ夫注:これはまるまるボツになったバージョンのテキスト。製本されたものは内容が確か違う。スパロボは原作で死亡したキャラでも生き残ることが多いのだが、柿崎もそうであり、それをゲーム内の設定とあわせて面白いことを書こうとしたのだろう。ユーゼスが因果律で柿崎を生かしたところで何の利得が……。
カテジナ=ルース
通称カテ公。何故か強化人間にされていて、元一般人とは思えないほどの命中、回避率を誇る。あなたの「愛」は歪んでいますよ。
だめ夫注:カテ公表現は余計なものの、ちょっと荒削りだが要所はおさえている。最後の愛が歪んでいるというのは、ゲーム内の設定でカテジナが精神コマンドに「愛」を有していることからの言及。
ガルーダ(鳥人形態)
鳥人形態のガルーダ。姿形が違うだけ、と思いきや実はこっちの方が能力は下。って、ちょっとまて。戦闘時はこの形態ではないのか?
だめ夫注:ゲーム内のパラメータ違いに気づき、ちょっとしてやったりなテキスト。スパロボは意図してかしてないかはわからないが、逆転現象などが割合起こりやすい。
クロノクル=アシャー
ウッソのライバル的存在キャラだが、泣けてくるほど弱い。今わの際に「姉さん」なんて言葉を喋るようじゃねぇ……。
だめ夫注:余計な個人の感想を入れてしまったパターン。クロノクルはカテジナはじめ作中の女性たちに翻弄されてしまった悲しいキャラなのよ……。
ゲーツ=キャパ
影が薄いがちゃんと登場しています。役職はもちろん、ロザミアの兄貴(笑)。強化人間のレベルとしては結構高めな方ではある。
だめ夫注:なんかちょっと面白いこと言ってやろうとして思いっきり滑っている。(笑)の使い方にセンスがない。
ゴズ=バール
特に注意する必要もないパイロット。原作同様ウッソの母親を人質に取るイベントがあればねぇ。いや、断頭は困るけど(笑)。
だめ夫注:おそらく書くことがなさすぎたので原作の話を入れたパターン。ミューラ・ミゲルのイベントを作中で再現されても困るだろうよ……。
コズン=グラハム
ランバ=ラル隊の人。個人的には「アコースがやられたんでありますか?」という謎の日本語が聞きたかった。あと、奥歯の爆弾も。
だめ夫注:表現は拙いが、少し関心したテキスト。TVアニメの方では「 アコースがやられたのでありますか?」と丁寧だったのだが、劇場版ではちょっと表現が砕けていて、それをコメント中に記載している。
サラ=ザビアロフ
パプテマス教の信者。2回も説得イベントがあるのに、何故か仲間になってくれない。やはり、カツじゃ無理なのか? 脱会は。
だめ夫注:ちょっと表現が攻めすぎている。そうっちゃあそうなのかもしれないが、これを読んでどう思うか、という視点が欠けていてプロのテキストとは言い難い。
スレッガー=ロウ
不死身の男②。ビグザムに特攻しても、死なないってあんた何者だ。もしやシュウがコクピットに細工を……? ありえる話だ(笑)。
だめ夫注:まるまるボツになったテキストその2。何が面白いかまったくわからないのだが、当時の自分はこれが受けると思っていたのだろう。恥ずかしい。
チャック=キース
「必中」を覚えるので、攻撃を当てることはできる。しかし、当てたところで倒せないのがオチ。ファン以外は育てなくてよい。
だめ夫注:要するに火力不足だということを言いたいのだが、なぜ貶すような表現になってしまっているのか謎。必中と狙撃を使えばちょっとした削り役などに使えるし、シールド防御と切り払いもレベル9まであがる。「信頼」で味方の回復もできることを考えればそこまで無下にする必要もないはず。
ドゥカー=イク
地球クリーン作戦を立案した張本人。地球をバイク乗りの楽園(意味不明)にしたいらしいらしい。だからってあのタイヤはないだろ。
だめ夫注:ドゥカー・イクに対してどうにも自分は何か言いたいらしい。バイク乗りの楽園はたしかに意味不明だとしても、タイヤの何があかんかったのか……。
トクワン
そこらのザコと同等の能力。名前と声が独自についているザコとでも思っておこう。あんなものヘルメットにつけて重くないのか?
だめ夫注:これは完全に勘違いして書いている。トクワンのパイロットスーツのヘルメットの模様を飾りだと思っていたらしい。ペイントの分の重量加算はあれど、重くなるほどのものではないだろう。
ビルギット=ピリヨ
シーブックと共に仲間に。しかし、全然使えないので「ビルギットこそF91の真の主役なのだ!」とかいう人以外は使わなくてよし。
だめ夫注:多分、自分の中ではいじっていいキャラになっていた模様。例えがよくわからなくて勢いだけで書いたフシがある。「捨て身」があることに触れてあげてもよかった気はする。
プリンス=シャーキン
ゲーム序盤で早々と死んでしまう珍しい敵。洸に「お前が味方になってくれれば……」とかいわれるが、だったら倒すなよ。
だめ夫注:完全に原作を知らない奴が書いてしまった駄目テキスト。敵ながら敬意を払えることからそう言っているのだが、よくわからないオタク突っ込みをしてしまい台無し。
ブロッケン伯爵
バストアップの絵がちょっとヤバめだが、能力値は至って普通だ。ゲッターが動かせるんなら、そちらに乗った方がいいのでは?
だめ夫注:後半の突っ込みはオタクにありがちだが、スパロボやっているとよく思うやつである。あしゅら男爵にしろ、ブロッケン伯爵にしろツッコミポイント満載で書く内容には困らず。
ベン=ウッダー
ブランと行動を共にする艦長。そ知らぬ顔でアウドムラに乗ってくるがスードリと間違えたのか? 「捨て身」は最悪ほしかった。
だめ夫注:原作ではスードリに搭乗することから、それに対してのツッコミをいれている。実際のところの理由は不明。
メリー=キング
ジャックの妹。「補給」を覚えるが、テキサスマックでは活躍させる機会はない。日本語に詳しいのなら、兄貴にちゃんと教えろよ。
だめ夫注:原作知らずにやっちまった系。実際は兄貴のほうが普通に話せるが、スパロボはなぜか全般的に兄貴の喋り方がおかしくなっている。
モンド=アカゲ
てんで、ダメダメ。「漢の道とはすなわちモンドの道!(意味不明)」とかいう酔狂な人以外育てなくてよし。「脱力」はいいのだが。
だめ夫注:ビーチャ以外のシャングリラの連中はこう書こうと思っていたのだろう。全然解説になってないし、例えもよくわからないものになっている。「脱力」と「かく乱」で後方支援にはもってこい。
レンダ=デ=パロマ
電波人間イクの部下。こやつも、やはりバイク乗りの楽園を作ることが目標らしい。格闘が高いのはタイヤへの「愛」ゆえか?
だめ夫注:どうしてもドゥカー・イクを貶めたいようなのだが……こやつ呼ばわりは失礼すぎる(本当にすいません)。「愛」は精神コマンドのラインナップから、そこにかけての発言と思われる。
ロベルト
「すぐに追い越される」なんていっているようでは、本人の能力も知れたもの。ロベルト愛好家を自称してない限りは育てなくてよし。
だめ夫注:アポリーと比べるとひどい。「鉄壁」「気合」があり、さらにシールド防御レベルも8まではあがることを考えると、壁役も担える。逸材ではないが、そこにどう光を当てるかだから、当時の自分は反省すべき。
結びに
多少読めるところもあるが、やはり粗削りで稚拙な面が目立つ。繰り返しになってしまうが、意図して書いたわけではないものの、結果として気分を害した方がいたらお詫び申し上げたい。
ロボット編はこちらからどうぞ。
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