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いい感じに油性ニスを塗ろうとして大失敗した話

DIY初心者あるあるなのだろうか……。後学のために記録する。

ニトリのシステムデスクの天板が剥がれてしまった

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「安価だったから」という理由だけで、PC机としてニトリのシステムデスクを使っている。ザッキーとかいうやつ(これは名前という認識でいいのか?)。使用感としてはよくも悪くもなく、お値段以上と言われると微妙だがとくに困ってもいない。

机の板には合成樹脂化粧繊維板が使われており、天面の塩化ビニル樹脂によって外観は木っぽくなっている。よくある安物PCデスクといった趣だが、先日、両面テープで机に固定していたものをとろうとしたときに、塩化ビニル樹脂までも一緒に剥がれてしまった(両面テープが強すぎた)。まさしくぴえん超えてぱおん。
樹脂が一部ゴワゴワになってしまって見栄えが非常に悪い。それならもう、「いっそのこと全部剥がしてしまえ!」と苦戦しつつも樹脂をひん剥いたのが下の無残な姿である。

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もろ繊維板な見た目。実に味気ないが、机としての性能は樹脂があろうがなかろうが変わりなし。ただ、樹脂がないので、手の脂がそのままシミになったりして、見た目的にはさらによろしい状態とは言い難い。

さて、どうしたものか。

方法はいくつかある。100円ショップに売っているようなシートを貼るか、はたまた塗ってみるか。一通り思案し、あまり自分は木を塗るということをやったことがなかったので、せっかくの機会であるし、今回は塗ってみることにした。

オイルステインはうまくいったが……

そもそも合成樹脂化粧繊維板って塗装とか問題ないのか? 等々、知識がなさすぎたので検索して色々調べてみるもそれらしい情報が出てこない。繊維板の天面に貼られているものを引っ剥がして塗装する、という行為が相当イレギュラーなのだろう。まあ、駄目なら駄目っすと出てくるハズなので、それにぶち当たらないということは大丈夫だろうと材料を調達。今回はオイルステインで染色して、油性ニスを塗るという形にした。

用意したのはワシンというメーカーのブツ。

小さめの容器でひとつ1,000円ちょいくらい。

まずはオイルステイン。表面を軽くヤスってから塗ってみる。

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容器がセットになっているので、そちらに移し替えてから刷毛で地道に。

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室内で、さらに壁際でそのまま塗るという暴挙に出たため(机の移動が困難だったため)、慎重に慎重に一心不乱となって塗った。結果としては割合よい感じに仕上がり。

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思えばここで辞めておけばよかったのだが……ただ、ニスを塗らないと塗膜ができないので色移りしてしまう。ニス塗りは避けられない。

オイルステインが乾いたのを確認し、ニス塗りへGO。

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オイルステインが割合うまくいったので、大丈夫っしょと大きな気になったのがいけなかったのかもしれない。塗った瞬間にやたらテカテカするなーと思ったがそのまま塗り進め、気づいたらこんなことになってしまった。

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超テカテカ。超絶にテカっている。

しかも塗りムラが多数あり、凸凹してしまっている。さらに困ったことに幾ら待っても全然乾く気配がないのだ。一部は乾いているものの、一部はやたらとベタベタしてしまう。

1週間も待てばいいのだろうが、こちとら翌日には机を使う身である。仕方がないので、荒めの紙やすりで削り取ろうとするも紙やすりがまったく滑らない。それでも気合でガシガシやっていると、ニスが塗りケシみたいになって取れ始めた。やっちまったなーとそのまま紙やすりで削り、それでもベタベタがどうにもとれないので仕方なくカッティングシートでごまかして終了である。こんなんなら最初からカッティングシート貼っとけばよかった……と後悔しても時既に遅し。

今回の反省点としてはやはりニス塗りだろう。調べてみると、厚く塗りすぎて乾燥に時間がかかってしまったパターンということなので、薄め液を使用した上で、薄く塗ることが肝要のようである。次回チャレンジするときは同じ轍を踏まないようにしたいところだ。

皆様に置かれましても、くれぐれもご注意いただきたい。

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