甲状腺機能低下症について
基本的に女性が多いです。
橋本病という、慢性の甲状腺の炎症が起きている人が多く、30代とかでもなっている人がいます。
でも、基本的には症状がむくみや疲れやすいなど、これ!と決まらないものが多くて、血液検査をしないとわかりません。
で、診断されると、甲状腺ホルモン剤を飲み続けることになります。
つまり、大体は甲状腺機能低下症は下がったままです。
例外があって、一過性の甲状腺機能低下症になってそのあと甲状腺機能が戻ってくる場合があります。先日その症例を経験しました。
耳鼻科医にお聞きすると、亜急性甲状腺炎が多く、ウイルスではないかと言われています。
患者さんは、甲状腺ホルモンを内服していましたが、今度は戻ってきたホルモンに対して、ホルモン剤を飲んでいるので過剰になってしまい、中毒症状が出てきてしまいました。
通常はフォローアップが必要になりますね。