見出し画像

現場とパソコンの前を行ったり来たり #未来のためにできること

全ての子どもたちが、学ぶ楽しさを知ることができるように。

そして、自律した学習者になれるように。

わたしにできることは、学校現場とパソコンの前を行ったり来たりすること。


4月から教育委員会学校教育課に所属しています。

7,000人いる児童生徒と先生方の教育環境の充実を図るための事務作業を行っていて、児童生徒へ配る教科書の報告物の対応や、報酬、消耗品費、光熱水費など様々な科目の支払い作業がメインとなっています。

7,000人対象者がいる分、やはり予算や作業量も多く、4月は新しい業務内容で不慣れな中黙々とキーボードを連打して、膨大な量の作業をこなしていました。

ただ、これまでいた部署は外勤が多く、人と話し合いをしながら仕事を進めていたのもあり、今の部署ではデスクに座り続けていることがストレスになっていました。

パソコンに向かっているだけだと、一つひとつの作業が機械的になってしまって、予算書に書かれている数字のその先をイメージすることができず、モヤモヤしていました。


そこで、5月からは時間を作って、学校現場や先生方の研修を見学することにしました。

整備した物品が実際に使われている様子を見る。

先生方が子どもたちのためにどんなことを考えて授業を行っているかを知る。

実際に見聞きすることで、予算書の数字のその先をイメージすることができました。

そして、さらにその先にいる、子どもたちの学ぶ姿も意識することができるようになりました。


現在、次年度予算獲得に向けて準備をしています。

指導主事の先生方と事業の方向性や内容を考え、学校現場の現状を先生から見聞きして、説明資料を揃えています。

学校現場を実感しながら、パソコンに向かって文章と数字で必要性を示す。

これが、教育委員会に勤めるわたしのやるべき仕事かなと思っています。


2030年には、今の小学6年生が19歳。中学3年生が22歳。

彼らが社会へ旅立つ時に、学校で勉強したことが役に立っていると実感できるように。

地元で勉強したことを誇りに思えるように。

将来を担う彼らのために、わたしにできること。

それは、学校現場とパソコンの前を行ったり来たりすること。

勤続10年目になるのですが、今が一番、やりがいを持って働けています。

この調子で、裏方として子どもたちのために働き続けたい。

それが叶うようになるためにも、わたしにできることを一つずつ、一歩一歩やっていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?