見出し画像

中国からのお客様:日工技術とのパートナーシップの幕開け~シエシエ~

広報PPPです★🐼★🐼★

コロナもほとんど明け、中国からお客様がいらっしゃいました!

🐼ウェルカムパンダ🐼

ウェルカムパンダをお気に召したお客様


日工のリサイクルについて

今回の本社訪問では、2組のお客さまがいらっしゃいました!!
2組に共通した訪問の大きな目的は日工のリサイクル技術についてです。

リサイクル技術とは、、?

NEW!! 説明しようアジ太郎


道路などに使用されるアスファルト合材は、定期的に新しく舗装し直されます。
その際に道路からはがされた、古くなったアスファルト(アスファルト廃材)がどうなるのか?
実は、アスファルト合材の材料として再利用され、
ほぼ全量(リサイクル率:99~100%)がもう一度道路に還っているのです!
このようにアスファルト廃材を含むアスファルト合材をリサイクル材、あるいは再生合材と呼びます。


より多くのアスファルト廃材が再資源化されるほど建設廃棄物を少なくすることができ、資源循環に寄与することになります。

この再資源化を可能にするのがここでいうリサイクル技術であります!

日本では、アスファルトのリサイクルは国によって義務付けられており、
リサイクル材の比率*1は75%と高い基準にあります。

対して中国では、その国土の広さから、各地方政府にそれぞれの取り決めが存在します。
廃材の使用を奨める地方もあれば品質重視を理由に抑える地方もあるようです。
実際に日本においても高速道路での廃材の使用は禁止されています。

リサイクル材の比率*1・・・リサイクル材の比率とは、1~80%程度のリサイクル材を混入した合材の「全アスファルト合材出荷量」に対する割合を示しています。
つまり日本で生産されるアスファルト合材のうち25%は全く廃材が入っておらず、それらが高速道路などに使われているのです。

しかし、近年の中国では、
合材の入手元である砕石場の環境規制や、
バージン骨材(廃材を含まない骨材)の価格高騰などを理由に、
リサイクルプラントの需要が高まってきており、地方政府が公式に廃材の使用を認める動きも出てきたようです。

日工が世界の中でもトップレベルのリサイクル技術を持っていること、
中国においてリサイクル技術の需要が高まっていること、

この2つを背景に今回の来日が実現しました。


お客様について

深圳龍盛工程建設有限公司様

深圳龍盛工程建設有限公司は、2012年に設立されました。
設立して10年余りで、すでに10もの固定式アスコン工場を保有、広東省で一番大きな民間道路会社です。
そんな広東省のGDPはなんと中国で一番!!
しかも、政府による廃材規制の見直しがはじまったとのこと。

会社のさらなる成長のために日工製品の納入を検討しておられ、特に広東省でまだ普及していないリサイクル関連やサテライトサイロ、その他先端技術をいち早く取り入れ、
「経済発展の著しい深圳で一歩先を行きたい」 とのことでした。

深圳龍勝工程建設有限公司は2012年に設立され、本社は広東省、香港、マカオ大湾区の中心に位置し、新アスファルト舗装材料の研究開発、生産、販売、舗装工事、設備リース、舗装技術サービス、投資サービスを主な業務とする総合専門企業である。 東莞、恵州、合安、肇慶、汕尾などの都市に支社を設立し、6つの環境にやさしいアスファルト混合プラントの生産基地(プラント)を運営し、生産設備は世界のトップブランドであるAmmann、Mariniを導入し、年間生産能力は180万トン以上です。

深圳市龙盛工程建设有限公司 公式HP(deepl翻訳)


中国(広東省)は、「Ammann・Marini・日工」
グローバル・APメーカー3社でも特にAmmanの強い地域で、日工は巻き返しを狙っているのです😤😤

長沙蓮花瀝青有限公司様


長沙は、湖南省の省都です。
中国中南部に位置する特大都市であり、中国南部の高速鉄道道路・航空路の中枢の一つであります。世界トップ50の建設機械企業4社が集まり、「世界建設機械の都」と称されています。
そんな長沙では、すでにリサイクルプラントが普及しています。
しかし、現在使用している中国製プラントは故障が多く、廃材の混入率は40%程度だそうです。
対して日工のリサイクルプラントには80%を超える実績があります。
品質でいうと間違いなく優位に立っているものの、お客様は日工のプラントを選ぶべきか悩んでおられました。

廃材の使用は努力義務であって公的に定められた義務ではないからです。
しかし、リサイクル技術を持たなければこの先生き残っていけないことは明白な事実です。
そこで、リサイクル技術の情報交換も兼ねて来日されました。

長沙蓮花アスファルトコンクリート有限会社は2016年11月25日に設立された。 法定代表者は戴秉雁氏で、業務範囲はアスファルト合材、新道路橋梁材料、再生建設材料の生産、販売、道路貨物輸送代理、一般貨物輸送、再生建設材料の研究開発、建設廃棄物の総合管理とそのリサイクル。

中分百科全書(deepl翻訳)

アスファルトを瀝青っていうの、かっこよくないですか。
アスファルト・タール・ピッチなど、黒色の粘着性のある物質の総称だそうです。

工場見学


社長を含めたご挨拶を終え、会社案内動画を見ていただき、
いざ工場見学へ!!

「日本の工場に来るのは初めてなのでとてもたのしみです」と、
2組とも、特に日工のリサイクル、燃焼の技術に興味を持たれていました。

ドライヤの羽根にご関心

リサイクリングシステムにおいては、アスファルト廃材の加熱・乾燥がとても重要な役割を果たします。合材の加熱にはバーナー、乾燥にはドライヤが使用されます。
ドライヤの羽根は使用される廃材の多様化に合わせ改良され続けています!!

また、バーナーの昇温能力の高さは、品質の良いリサイクル合材を作るのに欠かせません。
この昇温能力において日工はトップレベルの技術をもっています!!😤😤



機械が気になるご様子


サテライトサイロにご対面

購入を検討されているサテライトサイロ*2。
他社製品の貯蔵期限は62時間であるのに対し、日工製では3日間の貯蔵が可能です。現在ある固定式アスコン工場だけでなく、高速道路用のプラント運営にも着手したいお客様にとって、とても魅力的であるとおっしゃっていただきました。

サテライトサイロ*2・・・プラントから離れた場所に設置するアスファルト合材の一時貯蔵・出荷設備のこと。
アスファルト合材の運搬距離を広げることができます。
日工のサイロには酸化防止装置が付いているんだ!!

その他ご関心

テクノセンター下の排水性アスファルト舗装
仮設巨大プラントの値段
「多少钱?(ドゥォ シャオ チィェン)」「おいくらですか?」
日工の木(笑)

質疑応答

工場見学から戻った後は、日工の技術部を交えての質疑応答が行われました。

経済の発展が著しい両都市で、他社の一歩先を行くにはどうすればいいか?

日工を選ぶべき理由は何か?

独自の市場を持つ中国のプラント、土木業界のニーズに
技術力の高い日本でトップメーカーであり続ける日工がどのように応えるのか?

プラントをペットボトルに見立てて説明        モニターの前で質疑応答を交える


そして、

「ぜひ、社長に中国に来ていただきたい」
「これからの100年を、ともに発展させるパートナーになりましょう」

この言葉をもって質疑応答の時間は終了となりました。



感想をいただきました


質疑応答を終えるころには、お客様と日工社員の間に笑顔がたびたびみられました♪


深圳龍盛工程建設有限公司様

日工の歴史について、時間をかけて熟読
CSCでは、中国人スタッフとの交流もみられました

「見せていただいたたくさんの技術について、日本の技術はヨーロッパの上を行っていると思いました。現在工場にあるのはヨーロッパ製のプラントがほとんどだが、日工のプラントをとても魅力的に感じている。」

長沙蓮花瀝青有限公司様

記念撮影

「安心感があります。100年の歴史を感じることができる。日工の設備に対する好感が深まりました。言い方のきつい企業も多くある中、丁寧に、正直に意見を交わして下さり、とても信頼できると感じました。ぜひパートナーになりたい。」


おわりに


海外からのお客様とのやり取りを近くで見させていただいたこと、
とてもありがたく思います。

日工の技術や製品をほめていただくのはとてもうれしく、
誇らしく思いました。

世界に羽ばたく日工の、着実な一歩ずつがどこへ繋がっていくのか、
楽しみに思っています。


ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます!!


おまけ

緑の帽子が禁止!?

本社にお客様がいらっしゃる前のこと、今回の訪問を担当された日工上海の方からメッセージが入りました。

緑色の帽子は特別な意味があって、中国で皆被りたくないことから、
今回の東京での見学用のヘルメットを別色で確保しました。
これから中国のお客さんの明石本社訪問もあると思います。
できれば緑色のヘルメットを避けていただけたらと思います。
宜しくお願い致します。

特別な意味、、?

本来、ヘルメットの色分けで社員とお客様を判断できるので
来客用は緑色、との決まりがあります。

しかし、

このような意味があるならば、被っていただくわけにはいきません。。

古代において緑色は良くない色でした。漢の時代には身分の低い人は強制的に緑の頭巾を被らされ、その後の唐代でも犯罪者は緑の帽子や頭巾を被らされていたそうです。
その後、この「緑の帽子」はなぜか「妻に浮気される情けない夫」という意味に発展します。
ある夫婦がいて、夫は商売のため頻繁に家を不在にしていた。妻は浮気相手の布屋に緑の布で帽子を作らせ、夫に「とっても似合いますよ」と言ってプレゼント。夫は喜んで毎回外出の際に緑の帽子をかぶったが、浮気相手の布屋にとっては夫が外出するサインだった。

こわすぎ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

皆さん知っていましたか?
冗談でも中国の男性に緑の帽子をあげるのは絶対NGですよ!!🚫🚫

今回の訪問では、白ヘルメットに来客用シールを貼りました


以下、PPPトリビア失礼します😉😉

UVカットマスク

女性のお客様がつけていらしたのですが、
とっても快適そうでした。
あの美白が効果を物語っていますよね、、
中国で流行しているかは調査しきれず、、

自分、江井ヶ島でつけてもいいですか??


こちら、中国出身のインターン生に伺ったところ、
特に中国で流行っているわけではないそうです。
ただの美意識のあらわれでした

見習おうね~~~



ボイスメッセージ

お客さまがよく携帯に向かって何かしゃべっているな~
と思っていたのですが、どうやらボイスメッセージのようで

中国では、WeChatというアプリが主流のようなのですが、そのコミュニケーション方法は文字ではなくボイスメッセージなんです。😳😳

ボイスメッセージでのやり取りを好む理由は主に3つあるようです。

①文字を入力するのは面倒で、ボイスメッセージ機能は楽だから
②相手の声を聴くことで、相手の喜怒哀楽を想像しやすいから
③ピンインがわからないから

③のピンインがわからないから、というのは
私たちにとって「読み方はわかっても書けない漢字」
みたいなものでしょうか。確かに便利だ、、😲

調べてみると、中国の方は周りに人がいても、一人で外にいてもボイスメッセージを使うそうです。

工場見学の際にも使用していましたが、相手の方にどんな風に聞こえているのか気になります、、騒音遮断機能とかあるのかな、、、🤔🤔




みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!