【読書記録】もうあかんわ日記
おすすめ度 ★★★★★
あかん、面白い。岸田奈美さん、面白い。
noteから生まれた本なので、noteに精通されてる皆さんならご存知なのかもしれない。私は全然知らなかった。
もうあかんわと嘆きたくなるような家族の問題、すったもんだの毎日を書いてたエッセイ。
老人介護の話が多いので以前読んだ「寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ」に近いものがある。あれもめためたにしんどい介護生活を「もう笑いにするしかないわ」精神で書いてて面白かった。
ただ笑えるだけではなく、岸田さんの想い(とくにダウン症の弟さんへの)がそこかしこに感じられて、じーんとするところもあり、良い。一気読みしちゃう。
相変わらず面白いものを面白いとしか言えない語彙力の私だけど、もう思い切り面白い。
さくらももこ、ヤマザキマリ、西加奈子にも感じた、あの「読者笑かしたろ精神」の塊のような文章。
これでスベってたら恥ずかしいんだけど、面白いからすごい、良い、楽しい。
小2娘より語彙力ないな私。
岸田さんのnoteも早速フォローして、手当たり次第読んだけど、どれも面白い。どうしよう永遠に読んでしまう。
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話変わって。
もうあかんわ、と思った時に、文字にするのは良い方法だと思う。
私も、育児でもうあかんわ、と思った時にfacebookによく育児日記を書いていた。
冷静かつ客観的に書いたら、実際起きてることがくだらなすぎて笑えてきた。
例えばこれは2年前、英検を受けることにしたが、全くやる気を見せない息子への嘆きである。(名前は変えてます)
当時も書いてスッキリしたし、Facebookは友人か家族にしか晒してなかったので、私の赤裸々を笑ってくれたし、優しかった。
そういう友達を笑かしたろと思って、私も楽しく書いて気分をあげられた。
数年後に読み返して、よう頑張ったな私と褒めてあげられるのもいい。
偉い私。
これから先、もうあかんわって思うことがきっとたくさんあるだろうけど、そういうときは私も書いてみよう。もうあかんわ日記。
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