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【読書記録】チーズはどこへ消えた?

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おすすめ度 ★★★☆☆

noteで誰かがおすすめしていて、「ちょっと前に流行ったけど読んだことないなぁ」と読んでみた。調べたら2000年出版の本。全然「ちょっと前」じゃない。
ついに20余年前を「ちょっと前」に感じるようになってきたか…。

ベストセラーでビジネス本なので、もっと分厚いと思ってたらすごく薄い。30分くらいで読み終わる。まえがきとあとがき(ディスカッション的な)に挟まれているから「チーズはどこへ消えた」本編はもっと短い。

2匹のネズミと2人の小人がチーズを探す、50ページほどの寓話。
でも人気があるのはわかる、よくできたお話だった。

変化を恐れるな、楽しめ

伝えたいメッセージはこれだけ。
とてもシンプルで、わかりやすい。
どれくらいわかりやすいかというと、小学校を卒業する息子が読んでもわかるくらい。

息子は、学区の都合で大半の友達と別の公立中学になってしまう。
別れが寂しくて、新しい学校での出会いも不安で、卒業したくないようと嘆いていた。
そんな息子に「あるところに2匹のネズミと2人の小人がいてね…」とポイントだけ話してみたら、「ほう…?」と言って本を読みはじめた。(しめしめである)

話の中では、小人のうち一人が極端に変化を恐れるキャラとして描かれていて、それがまあわかりやすくカッコ悪い。
こいつみたいにはなりたくないな、と思わせてくれる。
息子も「まあ確かに、変化を嫌がって動かないのはダメだよね」と納得したらしい。

このくらいの歳の子でもスッと入ってくる教訓的なお話で、大人になっても役に立つ本というのはなかなかないと思う。
私には前後のディスカッションや説明はいらなかったけれど、そこも含めて必要な人もいるだろう。


ビジネスだけでなく、人生に変化はつきものだ。
小学生の息子にも。フリーランスの私にも。
歳を取れば取るほど変化を怖がったり嘆いたりしがちなので、嘆きそうになったらこの寓話を思い出そう。

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