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無敵って「敵う相手がいない人」のことじゃないんだって

画像:メグメグ/illustAC

ほかほかのにわかさん☆その8

「無敵」と聞くと、最強戦士のような感じに思いませんか?
ドラゴンボールなら魔神ブーとか、ONE PIECEならシャンクスとか、芸能界ならあのちゃん、とか?

もう、敵う相手がいない人。

でも、そうでは無いのだと言っている本があったので紹介します。

人生は脳をだますか、脳に騙されるかにかかっている

西田文郎/脳の錯覚 大和書房

上のような西田文郎さんの言葉から始まるこの本。
西田文郎さんは有名アスリートやオリンピック代表チーム、甲子園の優勝校など、数多くの人を成功に導いたメンタルトレーナーです。

この本は「脳を錯覚させて、人生を好転させる」という内容です。
いろいろためになる話がある中で、「無敵」に関するところがオモシロイと思ったので、この場を借りて、わたしのニワカ知識を披露していきたいと思います。

無敵になりたいー!
憎きアンチクショウをやっつけたい!

そう思っているのなら、わたしのニワカ知識の記事にお付き合いくださいませ。
もしかしたら、あなたの人生が変わるきっかけになるかもしれないかもしれません。

どっちやねん、と思ったかたは、ハートマークをタップお願いします😆

敵は自分の中にいる

結論を先にお伝えしますと、無敵とは「自分の中に敵がいなくなる」ことだと西田文郎さんは言っています。

自分の中の敵とは「嫌いな人」「苦手な人」です。

「あー、嫌いな奴、いっぱいいる‼ いる!! 」と思ったかた。
奇遇ですね、わたしも負けないくらい、いっぱいいます。

ここではまとめて「ヤな奴」と呼びます。

ヤな奴のそばにいるのは辛いものです。
なるべくなら離れていたい、話しかけないで欲しい、どっかいって欲しい。
人をそんなふうに思ってはいけないと分かっていても、無理無理無理どーしたって無理と思わざるをおえません。

実際問題、そんな無理な人の前からはとっとと逃げ出したい。
身の危険を感じるときは、真っ先に逃げないといけません。

でも、辞めたくない会社の上司だったり、学校の先輩やクラスメートだったり、ヤな奴なのに避けられない奴はどこにでもいるものです。

そうなると、ヤな奴がいるから仕事に行きたくなくなったり、登校を拒否して家に篭ったりしちゃいます。

ヤな奴のせいで、行動を制限するなんてもったいない。
人生は、想像するより遥かに短いもの。
無駄に過ごしてはいられません。
ましてやヤな奴のせいで、無駄な人生を送るだなんてもってのほかです。

そこで、です。
少し、ヤな奴に対しての見方を変えてみましょう。

わたしはなぜ、ヤな奴を、ヤな奴だと思うのか?
理由を考えてみるのです。


ヤな理由は考える価値がある

ヤな奴には必ず「嫌い」な理由、「苦手」な理由があるはずです。
理由もなく、人をヤな奴にしてしまう人は、それこそヤな奴です。

ちゃんと「ヤな理由」があるはずです。
それを探して欲しいのです。

うるさい、しつこい、ごういん、がさつ、くさい、

ヤな理由はいろいろあるでしょう。
このヤな奴のヤな部分って、実はとても貴重なものなのです。

なぜならそれって、自分は受け入れられないものだからです。

受け入れられないことは、裏を返せば、自分が大切にしていること、或いは、こだわっていること、だったりします。

静かがいい、あっさりがいい、都合を聞いて欲しい、ちゃんとして欲しい、無臭がいい、

これらを大切にしているからこそ、そうでない相手をヤな奴と感じてしまうのです。
つまり、ヤな奴のヤな部分を突き詰めていくと、自分の本性が分かるのです。

そこで分かった本性を、大切にするか、改善したいか、考えてみましょう。

無臭がいいと思っていたけど、いい香りがあるかもしれない、と思ったのなら、改善の余地があります。

逆に、自分の本性を知って、それが「譲れない」「大切だ」と思ったらヤな奴と離れられるように、努力しましょう。
会社なら、配置換えや辞めてもいいのなら転職もありです。
学校に通っているのなら、転校できないか、或いは、ヤな奴となるべく関わらないようにできないか、周囲にいる信頼できる人に相談するといいでしょう。

そうではなく、自分の本性を知って「これは改善したほうがいいな」「強引な奴を笑っていなせるようになりたいな」などと思ったのなら、このまま読み続けることをオススメします。


ヤな奴師匠に教わる?

本性を知って、それを改善したい、対処できるようになりたい、と思ったのなら、ヤな奴は師匠になります。

ヤな奴は「あなたにはこれが必要ですよー」「あなたはここが改善できますよ」と教えてくれるありがたい存在なのです。

そうなのです。
敵だと思っていたのに、ヤな奴は、あなたを成長させてくれる味方なのです。

「なるほど、こんな態度をとると人はこんな気持になるんだな、勉強になります」
「なるほど、ここまですると、相手はしつこいと思うのだな、気づかせてくれてありがとう」
「なるほど、こんなに怒るということは、そこがわたしには足りないのね。じゃぁ、次はそこを抜かりなくしっかりやれば成功に近づくってことかー」
「臭っ! 自分もこんなニオイを放っているかもしれない、気づかしてくれてありがとう」

などなど、と……まぁ、ここまで見事に考えられる人は少ないのかもしれませんが、極端に言うとこんな感じです。

ヤな奴を通して勉強してしまうのです。
自分が成長するために、ヤなことをやってもらい、参考にしてしまうのです。

「先輩が、いつもヤな奴をやってくれるから、自分は成長できるんだ、ありがたい!」

そうやって、ヤな奴をも自分のための存在にするのです。
そうすると、何が起こるのか?

あなたの中から、敵がいなくなります。

そう、それが無敵の状態です。

無敵になると、次にヤな奴があなたの前に現れても大丈夫。
そう西田文郎さんは言っています。

一度、脳が「ヤな奴は味方だ」と認識したら、ヤな奴に対する感情が変わります。
あなたの脳は、今までヤな奴に持っていた、無理無理無理というヤーな気分から、「お、ヤな奴キター!! へへ、どう利用してやろう」に変わり、むしろウキウキするようになるのだそうです。

そのあたりの詳しい内容は、ニワカ知識のわたしでは力不足なので「錯覚の法則」をお読みください。

自分の中に敵がいない状態、コレこそが無敵だというお話でした。
では、またニワカ知識を仕入れたときに、お会いしましょう!

バイバイ


↓↓Audibleで聴くのもオススメ。ナレーターがお上手です。


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