見出し画像

沖縄の巡り編①-ザネー浜の日本兵-

2024年6月20日
那覇に到着したのは黄昏前でした

沖縄の暑さを感じつつも
さっそく今回の拠点となる
恩納村へと向かいます


向かう車の中で
何気なくラジオを流していると

今日は沖縄の梅雨明け
だということを知りました


音葉ファミリーと
宿泊先にて合流して

実に北海道の巡りから
2日ぶりの再会でした


どれだけご縁があるんだよ…
という気もしなくもありませんが

もはや毎度のことなので
そこは流しそうめんのごとく
さらっと流しましょう


翌日は恩納の駅で
食料を調達したあと

その近くのビーチである
ザネー浜というところに向かいます


浜へ向かう階段の途中に
左右にお墓があったので

両の手を合わせてから
浜の方へと降りていきます


階段の先にある浜は
こじんまりとした

プライベートビーチのような
空間で

日本人より外国人の方が多いのも
印象的でした



遠浅の海に穏やかな
波の音が聴こえます

海浜の裏手には
岩の洞窟がありまして

その奥はどこか幻想的な
雰囲気がしてきます


浜に入ってから右奥にて
音葉さん須左之助さんが
光降ろしをおこないました

私は海で泳いでいる子供たちを
みているよう頼まれており

遠目から光降ろしを
見守るようなかたちで
しばらく待っていました


光降ろしが終わり
お言葉を頂いたようです

沖縄では音葉さんを通して
先人の声を降ろすことが多く

生身の人間の声は
よりリアルな感覚として
伝わってくるようにも感じます


沖縄の戦時中にザネー浜に
ひとり身を隠していた
兵隊の方のお言葉だったようです


戦争の最中に
来る日も来る日も

このザネー浜に身を隠して
過ごしていたようです


日がたつにつれて
沖縄の海の美しさすら

寂しさのあまり
忘れてしまうくらいに

何日が立ったかも
忘れてしまうくらいに

時々、遠くで聴こえる銃声が
子供が遊んでいる音のようにも聴こえた




どこにいても気は休まらず
生きた心地はしなかったと


ある日、人混みが流れてきて
人のぬくもりが恋しい中に

自分の頭を持っている銃で
それを打ち抜きました


すぐには旅立てず

目の前には人肌違う
青の瞳の青年が
自分を抱きかかえています

その姿は鬼ではなく
同じ人間の姿でした


なぜに命を奪い合っているのか
なぜに恐がっていたのか

後に息絶えるであろう日本兵は
温かき人肌に触れて
この世を去ることになります


なにも生まない戦争は
分断と対立の先に

ただただにその激しい
爪痕だけを残すのみ


そしてその青年は
後に幸せに生きたかどうか…

それだけが気がかりという
優しきお言葉でした


この日本兵の先人は
最後の最後に人ぬくもりに出会えて
救われたことかと思います


そんな思いもよぎるような

戦争の残痕を
見させて頂いている感じが
してなりません


もし二人が時代は移ろい
違うかたちで出会えたなら…



最後までご拝読
ありがとうございました:->


次号(沖縄の巡り編-②)
『沖縄のお話し会にて-祈り-』




【音葉otohaのお話し会】

お話し会詳細はHPへ↓




八百万の神々より預かった大事ごとを
音葉さんのYouTubeでもお伝えしています


最後までお読み頂き
ありがとうございました :->

はじめましての方は
自己紹介とこれまでのあらすじへ


光降ろし巡り旅 ①~⑦
-神津島編-


光降ろし巡り旅①~➉
~北海道編~
season1はこちらから


光降ろし巡り旅①~⑨
~北海道編~
season2はこちらから

フォロー、応援♡ 嬉しいです 8->

Instagram もよろしくです :-)

サポート費用はすべて巡り旅の 活動資金として大事に使わせて頂きます 温かい応援に心から感謝いたします