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百十四銀と伊予銀、ウェルビーイング取り組む意義は? 女性人事部長同士で対談


意見を交わす百十四銀の谷山人事部長(左)と伊予銀の杉野執行役員人事部長(7月11日、伊予銀本店)

ウェルビーイング(WB=心身の健康と幸福)をキーワードに、魅力ある職場づくりを実践している百十四銀行と伊予銀行。取り組みの起点となる人事部を率いる百十四銀の谷山香織部長(49)と伊予銀の杉野里佳執行役員部長(52)が対談し、考え方や方向性などの意見を交わした。

組織を挙げてWBに取り組む意義を問われた両者は「行員の活躍や成長を実現することで、地域やお客さまの未来にもつながる」「組織は人が全て。人が幸せな状態であってこそ良い価値が提供できる」と口々に語った。

WB向上のカギに挙げたのは「多様性」だ。杉野部長は「一人一人が思う幸せの実現が大切。ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みと表裏一体だ」と強調。谷山部長も「性別や年齢、役職に関係なく、多様な人材が活躍できる職場環境が大切」と力を込めた。

話題は、働きがいを高める取り組みにも及んだ。谷山部長は「働きやすいだけでなく、成長を実感できる環境でなければ若手も定着しない」と説明。杉野部長も共感したうえで「長期的なキャリアパスを示す仕組みも大事になる」と述べた。

それぞれの経験談を披露して盛り上がる場面も。「20代で新業務の立ち上げに携われたことがキャリアの転換点になった」(谷山部長)、「育児休業後に新会社をゼロから生む経験で、仕事の面白さを知った」(杉野部長)と懐かしんだ。

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