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Vol.37 グループインタビュー体験イベントを開催しました

                             2021年7月

金融ソリューションチームコラムの第37弾をお届けいたします。

今回は、6/10(水)と7/15(木)の2回にわけて実施した弊社ミニイベント「グループインタビューを体験しよう!」をお伝えいたします。

コロナ禍のため、リアルでの開催は断念し、オンラインでの開催となりましたが、多くの方にご参加いただきました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

このような金融ソリューションチームイベントは、昨年の10月から実施を始め、今回で第3・4回目となります。
コロナ禍でニューノーマルな仕事スタイルが定着しつつある中で、日頃からお世話になっている皆様へ何かお力になれることはないかとの想いから開催に至りました。

今回のテーマは「オンライン定性調査(インタビュー調査)」です。消費者のニーズや深層心理を把握したい際に適している調査手法となります。
今回は、マーケティング目的と大まかなマーケティング課題は、弊社で決めさせていただき、マーケティング課題のブレイクダウンから実際のインタビュー調査まで参加者の方に体験していただきました。

今回のマーケティング目的
「各金融機関における金融サービスの新規顧客獲得」

マーケティング課題
「情報収集・相談など契約前における段階で、顧客に自社金融サービスの魅力が伝わっていない」

6/10と7/15のプログラムをご紹介します

1.6/10のイベントでは、「調査目的・課題の整理~インタビューフロー作成」までおこないました。
弊社の古河が、定性調査の特徴や調査の目的・課題の整理、インタビューフローの作成の注意点を解説し、参加者の方にグループワークをおこなっていただきました。

グループワークでは、マーケティング課題を解決するために調査で何を明らかにしたいかを話し合っていただき、実際に聴取したい項目をまとめていただきました。

【グループワークでまとめていただいた聴取したい項目】
・銀行や生命保険を選ぶ基準や評価
・お金に関することの情報収集・相談先/デジタル・対面の使い分け

2.7/15のイベントでは、「グループインタビュー見学~デブリーフィング(注)」をおこないました。
注)モデレーター(司会者)・調査会社担当者がクライアント(調査発注者)を交えて気づきの共有や認識合わせ、課題検証の方向性を確認する打ち合わせ。

6/10のイベントで考えていただいたインタビューフローを元に実際のグループインタビュー(対象者3名)を観覧していただき、インタビュー後にデブリーフィングで思ったことや深掘りしたい点などを確認いたしました。

【インタビュー調査で出てきた意見】
・情報収集について
ネットから情報収集をおこない、ある程度目星をつけた後に金融機関のHPや商品ページを閲覧する。
・情報収集の媒体について
ネットで金融商品やお金に関する情報を集める際、まとめサイトやインスタグラム(節約術関連)を参考にしている。
・相談先について
金融機関ではなく、FPに相談し、金融商品等を選ぶ際の判断材料にしている。
・なぜネットから情報収集するのか
担当者からネットに載っている以上の情報が得られないため。

ご参加くださった皆様とのデブリーフィングを通して、ネットでの情報発信は重要である一方で、「ネットでは得られない情報やサービスをいかに伝えていくか」が重要なポイントになると私自身も気づきが得られました。

今回は、定性調査を体験していただくイベントでしたが、今後も皆様のお力になれるようなイベントを開催させていただく予定です。
また、アナウンスさせていただきますので、
是非よろしくお願いいたします。


■今週の執筆者■
五十川 陸斗(ソリューション本部 アカウント第1部)

【お気軽にご意見、ご要望などいただければ幸いです】
日経リサーチ 金融ソリューションチーム insol@nikkei-r.co.jp

当コラムの無断転載、引用は固くお断りいたします。
また、執筆者個人の主観、意見が含まれております、ご了承ください。

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