日経リサーチ 金融ソリューションチーム
金融機関顧客に寄り添い、幅広い調査実績を持つリサーチチームメンバーが過去に執筆したコラムを掲載しています。 よろしければご覧ください。 なお、執筆者コメントは執筆当時のまま掲載しておりますのでご了承ください。
(2024年7月) 金融ソリューションチームコラムの第95弾をお届けいたします。 豊かさとは何か? 幸せや豊かさが多様化している昨今これまでのGDPにあらわされるような「モノの豊かさ」では人々の豊かさを定義することが難しくなってきました。 このように、幸せや豊かさと関連する言葉として「Well-being」(個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念)があげられます。
(2024年6月) 金融ソリューションチームコラムの第94弾をお届けいたします。 今回は、日本の「家計の金融資産の推移」について紹介します。 資金循環統計によると、2023年12月末地点の家計の金融資産残高は、前年比5.1%増の2141兆円となり、過去最高を記録しました。 しかし、この数値は少子高齢化が進む日本社会において、以下のネガティブな側面も浮き彫りにしています。 ①金融資産の内訳:安定資産への根強い選好 内訳
(2024年5月) 金融ソリューションチームコラムの第93弾をお届けいたします。 新聞社やテレビ局では、毎月1回程度、内閣支持率や支持政党などをきく、世論調査を実施していることをご存じの方は多いと思います。 弊社も、日経グループの一員として、日本経済新聞の世論調査を担当しています。 実は、政府(内閣府)も、世論調査を実施していることをご存じでしょうか。 世論調査といっても、内閣支持率や支持政党をきくようなものではなく
(2024年4月) 金融ソリューションチームコラムの第92弾をお届けいたします。 この季節、新学期がスタートし、真新しい制服、カバンで通学する生徒や学生の姿が見られます。 子供たちの成長はそれを祝福する周りの人達にとって大きな喜びの1つではあります。 今回は子供にまつわる支出と金融教育についてとりあげてみました。 ■子供一人当たりの幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間の学習費総額(保護者が子供の学校教育及び
2024年4月 金融ソリューションチームコラムの第91弾をお届けいたします。 昨今の価格高騰の影響を受け、特に郵送調査において資材や郵券代等の値上げが続いております。 限られた条件の中で、郵送調査を行うための策をいくつかご紹介します。 【1】 調査項目の精査 調査項目を精査し調査ボリュームをおさえることで、印刷費の削減が可能です。 また、調査ボリュームをおさえることで回収率向上につなげられるメリットもございます。
2024年2月 金融ソリューションチームコラムの第90弾をお届けいたします。 日経平均株価の最高値更新が大きな話題となっています。 また、内閣府が発表する景気動向指数は9か月連続で「改善」(基調判断)だそうです。 このように日々のニュースでは、株価上昇・賃上げ要請・インバウンド需要など「景気改善」の話題が出ています。 しかしながら、身の回りでは物価高騰・賃上げの鈍さなど「景気改善」は感じにくい空気です。 毎年、日
2024年2月 金融ソリューションチームコラムの第89弾をお届けいたします。 今年の1月より新NISAの制度が開始になりました。 前回のコラムVol.88では、弊社のミニ調査の結果より、新NISA開始前の認知度等について、ご紹介いたしました。 今回は、新NISAに対する回答者の声をご紹介いたします。 まず、新NISA認知者の利用意向は、全体で6割を超えており、特に、20代以下では8割を超えています。 (認知者:制
2023年12月 金融ソリューションチームコラムの第88弾をお届けいたします。 前回のVol87では金融METERからリテラシーの底上げが不可欠と掲載しました。 本日は、関連して来月からスタートする新NISA及び投資信託についてミニ調査を実施いたしましたので一部ご紹介いたします。 ▼認知 毎日のように新NISAというワードに触れるようになりましたので 認知は83.7%に上ります。 (内容まで理解+聞いたことはある
2023年12月 金融ソリューションチームコラムの第87弾をお届けいたします。 今回のコラムメールでは、2023年11月14日にリリースした弊社自主調査の金融機関顧客評価調査『金融METER』※1について、最新の調査結果から一部ご紹介いたします。 今回で7回目となるこの調査は、全国17万人の消費者を対象に自分の利用する金融機関のCS(顧客満足度)やNPS(R)※2(推奨意向)、CES(顧客努力指標)などを評価した
(2023年11月) 金融ソリューションチームコラムの第86弾をお届けいたします。 お客様向けに満足度調査を実施する際に、回収率を向上させたい、というご要望を多くいただきます。 以前も回収率向上のコラムをお届けしておりますが、今回は、法人のお客様向けにCS調査を実施する場合の回収率向上に効果的なポイントを3点ほどお伝えいたします。 ①郵送での調査依頼・調査票回収 対象企業の業種や勤務体系、日頃の営業接点にも依りますが
2023年11月 金融ソリューションチームコラムの第85弾をお届けいたします。 今回は、インターネット調査の環境変化と、アンケートのスマホ回答によるストレスについて説明いたします。 「インターネット調査品質ガイドライン(2020年5月 日本マーケティング・リサーチ協会が発行)」によると、インターネットモニターに対しての調査のデバイスは2018年にスマホがPCを超え、2019年には56%の使用率となっています。
2023年10月 金融ソリューションチームコラムの第84弾をお届けいたします。 回答バイアスはアンケートで情報を収集するうえで把握する必要がある要素です。 今回は回答バイアスにどんな種類があるのか、『情報を正しく選択するための認知バイアス事典』(著:情報文化研究所、監修:高橋昌一郎)の 文献を参照し、いくつかピックアップして説明します。 ▼自己選択バイアス 調査に協力するか否かを対象者が選択できるときに生じる
(2023年8月) 金融ソリューションチームコラムの第83弾をお届けいたします。 今回は、7月にリリースされたばかりの弊社自主調査「金融RADAR」(※1)の結果から、新NISAに関する結果について、金融リテラシーとの関連に着目してご紹介いたします。 金融リテラシーの高さによってNISAの制度改正に関する認知・課題に違いがあることが明らかになりました。 一般成人を対象にNISAの制度改正についての認知度をたずねたと
(2023年7月) 金融ソリューションチームコラムの第82弾をお届けいたします。 今回は、コンジョイント分析のご紹介です。 すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、「コンジョイント分析」とは、調査回答者に商品の評価をしてもらい、商品の各要素がどの程度評価に影響を与えているのかを明らかにする分析方法です。 例えば新しいスマートフォンを購入するとき、以下のような選択肢がある場合、どのスマートフォンを購入したくなる
(2023年7月) 金融ソリューションチームコラムの第81弾をお届けいたします。 お客さま満足度調査(CS調査)の結果の活用方法として、営業担当者個人の業績評価に利用したいということをよくうかがいます。 業績評価ということは、営業担当者の昇進や昇給、賞与額などにも大きく影響してきますので、評価される側にとっても納得感のある方法である必要があります。 今回のコラムでは、業績評価に利用する際の注意点について、いくつか簡
(2023年7月) 金融ソリューションチームコラムのVol80をお届けいたします。 梅雨明けもまもなくでしょうか。 最近「Well-being」という言葉を聞くようになりました。そこで今回は、「金融機関の「Well-being」に向けた役割」について考えてみました。 「GDP」から「GDW」へ 2021年3月に、日本経済新聞社は公益財団法人Well-beingfor Planet Earth、有志の企業や有識者・団