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企画担当者が感じる脱炭素経営の重要性とは

皆様初めまして、日経ピーアールで営業しております、Uと申します。
私は広告代理店の営業として常日頃からお客様に合致したメディアを提案したり、プロモーションのお手伝いとして企画提案や、セミナー運営などをさせていただいております。その中で、私は10年ほど前から再生可能エネルギーに関するビジネスが注目を集めていることに着目し、これをテーマにした企画立案をしております。

そして 最近一段と注目を浴びている脱炭素社会を実現するために必要な「脱炭素経営」の重要性についてソリューションを提供している関連企業と接している一人の営業として考えていることをお話したいと思います。

なぜ今脱炭素経営なのか

私は温室効果ガスを排出しない、低炭素なエネルギーである、太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスなどの再生可能エネルギー 、その中でも特に「太陽光発電」に関する企画立案を手掛けてきました。

当時は太陽光発電システムに興味がある受講者はFIT制度を利用し、企業も個人も利益を出そうということが第一義的に語られることが多かったと思います。もちろん国も再エネの比率を上げるために制度設計をしていました。

しかしFIT制度の見直しなどからその熱も徐々にシフトチェンジしてきており、まさにそのタイミングで昨年、菅元内閣総理大臣による「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」という宣言がありました。

この宣言以降急激にこの「脱炭素社会」というキーワードが注目を集め、今では連日新聞紙面を飾るようになり、私が企画運営をしているセミナーの受講者アンケートなども「脱炭素社会」についてのセミナーを実施して欲しいという声を多数いただいております。

脱炭素経営が求められる理由

各国が具体的なCO2削減の目標を立てており、(※参考1:環境省資料スライド1,2)状況の変化が起こってきている中で「脱炭素社会」を実現するためには政府が旗を振るというだけではもちろん達成できません。

企業にも脱炭素経営の重要性を認識してもらうことが必要となります。そのためには脱炭素経営を進めると企業にとってどういうメリットがあるのかをきちんと伝える必要があるのではないでしょうか。私が日ごろから接している企業もこの点を重視していると感じております。

上場している大手の企業は国際社会と接しており、世界の潮流として地球の未来のために温暖化を止めることは大きな課題となっており、この社会の動きに企業も同調を強く求められています。

国内向けのビジネスしかしていない企業はこの流れを無視してもいいかというとそうではありません。ESG投資の拡大により、環境問題に関心を示していない企業は市場価値が下がってしまうことが予想されます。

脱炭素経営を取り組むことで企業は経済的価値を生み出しつつ、企業価値を向上させることが目的になるということを各企業に認識していただけるとより加速していくのではないかと思います 。
また大手企業が実施することによりサプライチェーン全体が巻き込まれ、全域に広がりをみせるはずです。

先日行われた、「脱炭素社会への挑戦」をテーマにしたセミナー内での環境省の講演内でも同様なことが言われておりました。
(※参考2スライド3,4)

脱炭素経営のメリット

では企業の脱炭素経営の重要性に関する認知と同時に推進するメリットとは何でしょうか。

まずは取り組む企業は市場からの企業イメージが上昇し、結果として企業の業績を引き上げてくれる材料になり、企業にとって間接的なメリットとなります。一方、脱炭素化経営で直接企業が得られるメリットもあります 。
出展:環境省「中小規模事業者のための 脱炭素経営ハンドブック

メリット1:エネルギーコスト削減が見込める

企業にとって電気エネルギーは非常に重要なエネルギーです。日本ではエネルギー資源が少なく、大部分を輸入に頼っていて、そのほとんどが化石燃料です。それを、たとえば太陽光発電システムを導入して自家消費とすると、「電気料金の削減」、「電気料金上昇リスクの回避」、「余った電力を売電できる」などコスト面のメリットがあります。

メリット2:脱炭素経営の企業であるとマーケットに訴求できる

大手企業がESGの推進を打ち出せば、関係する中小企業にも対応を求められてくる可能性は高くなりますし、同種企業であれば脱炭素に積極的な企業が優先採用されるといったケースも出てきます。
トヨタ自動車株式会社やイオン株式会社も、サプライヤーの選定において、環境問題など社会的責任に対する取り組みを総合的に勘案するとしています。

メリット3:リクルート対策にもなる

脱炭素の活動は、人材採用の面でもメリットがあります。今やSDGs/ESGの観点は、就活生や転職者の企業選びのポイントの一つとなりえます。
優秀な人材の確保は多くの企業の課題となっていますが、その面でも脱炭素経営がメリットとして働くと思います。

専門家でもない告代理店の一人の営業マンの私なので、大きな結果がだせるような影響力はありませんが、脱炭素経営の重要性やメリットが正しく認知される、そうした企画を立案し、継続していくことで社会に役立てるのではと考えています。 


次回はそうした脱炭素経営を実践していくための具体的な方法など、私が感じたものをまたお伝えしたいと思います。

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