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RCEPのきほんの「き」


みなさんこんにちは!

日韓のすゝめです!

先月15日首脳会議で合意され署名式が行われましたある大きな出来事がありましたね!
RCEPです!

RCEPって言われてもよくわからんっていう人もいるかなと思うので、まずは概要をみていきましょう!!

RCEPの概要

RCEP:Regional Comprehensive Economic Partnership
   (=地域的な包括的経済連携協定)

・参加国:ASEAN10か国、日中韓、豪州、ニュージーランドの15か国
※ASEAN10か国:ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム

・騒がれている理由の1つは、、、
日本にとって最大の貿易相手国の中国・3番目の韓国初の経済連携協定だから!!

規模:世界の人口とGDPのおよそ3割(やばいね笑)

・実は、、、
この交渉は2012年から8年かけて今の状態になった!!

具体的な内容


・農林水産品や工業製品にかけられていた関税の撤廃や引き下げ
・輸出入の手続きの簡素化
・サービスや投資のルール
 など20の分野について合意

・注目ポイント:関税の撤廃引き下げ
今回のRCEPでは、参加国全体で工業品、農林水産品含め91%の品目で段階的に撤廃ルールを敷くことが決定したんだね!
※ちなみにTPPは99%だったんだよ!(TPPについてはまた別のnoteで!)

じゃあ具体的にどんな品目に引き下げ・撤廃がかけられたのか見ていこう

農産品の関税品目


品目(現行の関税率・撤廃時期)
①衣類(4.4∼13.4%・即時)
②紹興酒・マッコリ(1リットルあたり42.4円・21年目)
③重要5品目(撤廃せず)
※重要5品目=コメ、麦、牛肉・豚肉、乳製品、砂糖
など

農業の関税品目が撤廃されると大きなメリットとデメリットが生じる、、、
メリットは、「より大きな市場でのビジネスチャンス」がある
デメリットは、「日本より安い価格で多くの農産品が流入してくる
ということなんだね。

ただ、これによる大きな損失を防ぐために「重要5品目」は関税の撤廃をしないんだね!


より具体例な内容
• タイ
中国等との間で我が国の輸出関心品目について関税撤廃を獲得。
• 中国
①パックご飯等
②米菓
③ほたて貝、さけ、ぶり
④切り花
⑤ソース混合調味料
⑥清酒。
• 韓国
①菓子(キャンディー、板チョコレート)
②清酒
• インドネシア
①牛肉
②醤油

工業製品の関税品目


品目
①自動車部品(モーター・リチウムイオン電池の素材)
②鉄鋼製品
③家電
など

ここで一番メリットが大きいと言われているのは「①自動車部品」なんだ!
っていうのも、今後成長が電気自動車などエコカーの発展で需要が高く、日本自動車は言わずもがな世界でも認められたクオリティだから需要により拍車をかけることにつながると考えられているんだ!


より具体的な内容
・14か国全体約92%の品目の関税撤廃を獲得。
・中国及び韓国における無税品目の割合が上昇
(中国:8%→86%、韓国:19%→92%)。
中国
電気自動車用の重要部品
(モーターの一部、リチウムイオン蓄電池の電極・素材の一部)
ガソリン
車用の重要部品(エンジン部品の一部、エンジン用ポンプの一部)
鉄鋼製品(熱延鋼板の一部、合金鋼の一部) 。の一部)
・ 韓国
①自動車部品(カムシャフト、エアバッグ、電子系部品)
②化学製品(液晶保護フィルムの原料)
・インドネシア
①鉄鋼製品(ばねの一部、貯蔵タンク)
• タイ
①カムシャフトの一部

それ以外のルールは?

企業が自由に活動できる環境を整えるためのルールも定められたよ!
例えば
・企業が海外に進出する際に、その企業技術移転を求めること禁止する規定
・工場や機器の稼働状況などのデジタル情報について、国境を越えて自由に流通できるようにすること

いかがだったでしょうか??
RCEPの概要に関して理解していただけましたか??
一見メリットが大きそうに見えてもまだまだ課題は山積みです!
今後RCEPを巡ってアジアがどうなっていくのか期待ですね!

ではまた別のnoteでお会いしましょう!

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