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在宅ワーカー、運動不足問題への取り組み

日本が秋も深まる中、オーストラリアは春も半ばで色とりどりの花が溢れる季節となりました。
緑、青、オレンジ、黄色のパターンが入ったレインボーロリキートをはじめとする鳥たちが、木立に止まっては花の蜜をついばんでいます。

鳥たちの動きでバインバイン揺れる枝を横目で見ながら、わたしは朝夕ウォーキングをしています。毎回それぞれ5,000歩目安、それを一日2回で10,000歩が目標です。

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在宅ワーク中の私の現状

「運動不足」を問題に掲げている時点で、私が運動嫌いな奴であるのは明白です。運動好きな人と比べて、体を動かさなくてもそこまで大きなストレスを感じることがなく室内でグダグダしていることが好きなので、在宅勤務なんかしてしまうと、まず外出しなくなります。外出するのは週1、2度の買い出しくらいです。

それでも体を動かさないことに対する後ろめたい気持ち、罪悪感のようなものが湧き上がり体重計に乗ると、確実に増えていく数字に血の気が引きます。
青い顔のままYoutubeを立ち上げ、室内でできるエクササイズ動画に合わせて体を動かし始めますが、つらくなってくるとすぐに止めてしまうのです。
私は室内で一人で行う筋トレには向いていません。

なぜウォーキングか

やっぱり外に出るべきだな...と感じ始めた時、東洋経済オンラインで「オンライン授業で飽きる人に伝えたい鉄則3選:『家に通学すること』でオン・オフを切り替える」という記事を見つけました。私が注目したのは副題の方です。
「家に通学する」とな、ふむふむ。

「オンライン教育が飽きやすい原因の1つに「オン・オフの切り替えがつきにくい」という点があります。学生であれば学校に行くという行為自体が、社会人であれば通勤するということ自体が1つのルーティン化していて、その場所に行くまでに気持ちを整え、やる気を湧かせる役割を果たしています。」

この筆者の方も在宅で集中力が続かないことに悩んでらして、その解決策として「家へ通勤」することを始めたそうです。
私も同じようなことで悩んでいたので、運動不足問題も集中力問題も一石二鳥で解決できそうなこの方法を試してみることにしました。

私の「家通勤」ルール

「家へ通勤」を始めるに当たって、私はいくつかルールを考えました。

・1回の通勤で5,000歩目安
・気乗りしない時は5分くらいで帰ってきてOK
・雨の日は行かなくてもいい

物事を長続きさせるには、無理な目標を設定せず行動を起こすまでのハードルを低くすることだと聞きました。それと私の場合、何に取り組むにしても「毎日絶対に完璧にこなす」と意気込みすぎるとすぐに息切れしてしまうので、「時々サボる日はあってもとりあえず継続させる」という心持ちの方がうまくいきます。

記事には通勤する時間も設定した方がいいと書いてありますが、私はざっくりとしか決めていません。朝は8時〜10時の間、夕方は4時〜6時の間に出勤・退社しています。

モチベーションを保つための小さな「義務」

無理な目標設定はしないことが私なりのモチベーションを保つ秘訣なのですが、もうひとつ小さな「義務」を背負うことにしました。
友人の子供(5歳)と、ポケモンGOのギフト交換を毎日することに決めたのです。

ポケモンGOがどんなゲームかは皆さんお分かりかと思いますのでゲームの詳しい説明は省きますが、ギフト交換とは友達同士でアイテムがつまったギフトを送りあえる機能です。
そしてそのギフトをどこで手に入れるかというと、ポケストップ。近くのポケストップまで歩いて行って、ギフトをゲットするというアクションが必要になります。つまり私はおチビちゃんにギフトをあげるために、毎日外へ出かけなければなりません。

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これが結構効果がありました。
おチビちゃんもほぼ毎日律儀にギフトを送ってくれるので、私も答えなくてはという気持ちにさせてくれます。

そもそもポケモンGOをしていると飽きっぽい私も散歩中ずっと楽しめるので、とてもいいモチベーションになっています(もちろん交通安全には気をつけつつ)。

「家通勤」習慣の現状報告

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私は毎日体重をアプリで記録しています。
この1ヶ月で劇的に減量できたわけではありませんが、少しずつ減ってきています。
12,000歩以上歩いた次の日に1kg太っていたり、誘惑に負けてどか食いした次の日に1kg近く落ちていたり私の体重は不安定ですが、最大値は確実に下がりました。1ヶ月前に体重計の前で打ちのめされた数値に出くわすことがなくなったので、ゆっくりではあるものの少しずつ減量している実感があります。

また、背中の肉が落ちました。
上半身をひねった時に気づいた、背中から脇腹あたりの異変。
「肉が、ダブついている...?!」とショックを受けたのですが、1ヶ月ウォーキングを続けたらこの違和感がなくなりました。
姿勢に気をつけて、少し大きめに腕を振って歩いているからかな?

さらに、ウォーキングが日課として定着してきました。
日によっては朝のウォーキングを逃すこと(主に寝坊)があるのですが、夕方のウォーキングにはほぼ毎日出かけています。出かけないと気持ち悪いな、という感覚が芽生えてきたのが大きな進歩だと思っています。
飽き性なのでここまで続けられただけで自分を褒めたいです。

「家通勤」おすすめします

運動不足になりがちが在宅勤務、メリハリをつけるのが難しい在宅勤務。
私が「家」勤務を始めてから約10ヶ月が経ち、その間に様々な方法を試してきましたが、この「家通勤」が最も安定して続けられてる運動習慣です。

外に出て10分歩くだけでも、気分がすっきりしてくるのでリフレッシュにもなります。朝の通勤時に近くのカフェに寄ってコーヒーをテイクアウトするのも、気持ちの良い朝のスタートになります。

運動不足でお悩みの在宅ワーカーの皆さん、一度ぜひお試しください。

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