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「褒め方による成長の違い」の実験

忙しさにかまけて久しぶりの投稿になってしまいました。

インプットは継続していましたので、個人的に面白かった「褒め方による成長の違い」の実験を共有します!

こちらは、島村華子さんが書かれた本に載っていた内容です。

本の内容の一部、および実験の結論は「プロセス中心の褒め方を推奨する」という部分に着地しますが、実験の結果が面白かったのと、そこから得られた結果は大人にも当てはまる部分が多いと感じたので、共有させていただきます♪

実験の概要

実験の概要は以下の通りです。

子どもたちにIQテストを実施し、テスト終了後に3種類のグループに分け、それぞれ異なる褒め方をする。その後、いくつかの質問と試験を再び実施し、子どもたちの感想、およびテスト結果を比較する。
グループごとの褒め方は以下の通り。

グループ1:人中心褒め
 →「こんな問題が出来るなんて頭が良い!」と、能力を中心に褒める

グループ2:おざなり褒め
 →「よくできたね!」と、具体的ではなく表面的な言葉で褒める

グループ3:プロセス中心褒め
 →「問題を解くために諦めずに頑張ったね」と、努力や過程を中心に褒める

異なる褒め方をした後、以下の実験を実施しました。

1.次に挑戦する問題について、簡単なテストか難しいテストか選んでもらう

この質問に対する各グループの回答結果は以下の通りです。

グループ1:人中心褒め
 →67%が簡単なテストを選択

グループ2:おざなり褒め
 →半々

グループ3:プロセス中心褒め
 →92%が難しいテストを選択

次の実験に進みます

2.前回より難しい問題を解かせた後、この難しい問題を解き続けたいか、問題を解くのは楽しかったか質問する

この質問に対する各グループの回答結果は以下の通りです。

グループ1:人中心褒め
 →「これ以上続けたくなく、問題を解くのが楽しくない」と多くの子が回答

グループ2:おざなり褒め
 →グループ1と同様

グループ3:プロセス中心褒め
 →もう少し長くテストを続けたい、かつ問題を解くのは楽しかったと多くの子が解答

3.最初に解いた問題と、同等レベルの問題を解かせる

各グループの試験結果(成績)は以下の通りです。

グループ1:人中心褒め
 →最初と比べて約20%低下

グループ2:おざなり褒め
 →大きな変化なし

グループ3:プロセス中心褒め
 →約90%上昇

実験の結果は以上です♪

実験内容を読み始めた時は、ここまで顕著に違いが出るとは思っていませんでした。自分の子どもや部下が、プロセス中心褒めによって得られらた結果のような行動をしてくれると嬉しくなりませんか?

また逆に、プロセスを褒めてくれる人が身の回りにいると
「自分のことをよく見てくれているんだな」と感じませんか?

もちろん、社会人は結果を強く求められることが多いですし、プロセスだけ追い求めるわけにもいきません。ですが、プロセスを見てくれる上司、身の周りの人は少ないと思います。

だからこそ!

自分は周りの人のプロセスにも目を向け、そこに気づいてあげられるような人間になりたいと思える実験結果でした。

共有は以上です!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます♪

今日も楽しく頑張っていきましょう!

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