〈この一か月、娘が速やかに逝くことを願っていた〉 母親にそんな願いをさせる程の苦しみの中で、ルビーは再発した白血病に負けてしまった 次のオリンピック選手選考を目的に厳しくも楽しい練習に明け暮れてきた妹 いつも一緒だったかわいい妹、兄ピーターは風に吹かれて舞うルビーの命を見送った この本はピーターが話者となって進んでいく 子ども達の笑い声が響き渡り、見守る両親や祖父母たちの温かく交わされる眼差し…そんな牧歌的とも言える生活に翳りが見えたのは、振り返れば祖母の死が起点かもしれ
#正義の人びと #カミュ #中村まり子訳 カミュの戯曲を初めて読んだ 1905年2月にモスクワで起きたセルゲイ大公襲撃をもとに書かれたものだ 数人の若者が、圧政に苦しむ民衆のために自己を犠牲にして世の中を変えようと計画する 計画の一回目は大公の馬車に子どもが2人乗っていたことから実行されなかった そのことで同志たちの間にある革命への思いの乖離があぶり出される 正義とは何か 殺人は悪か それで民衆は救われるのか 二度目は計画通り実行されたが、実行者は自己の正義を守るために恩赦の
初めてnoteを使います これでいいのかな?