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去るもの

ある程度の年齢の人なら口ずさめるキャンディーが販売終了だとか。
みんな残念!とか悲しい。それは青春の思い出。いつもヨーグルト味のがかばんに入っていたと、無くなるものに対しては大なり小なりの未練が残るようです。

しかしなぜなくなるのかと言えば「みんなが買わなくなったからだ。」と言う人もいて身近なものでも去るもの、新たに生まれるものとそのスパンがだんだん短くなってきたように思います。

全てに永遠の物はないのですからそのしんみりさもいつまでも続くものでもありません。

たまに懐かしいことやモノが現れるとその時の自分がやってきて一時そこの空気を楽しむことが出来る。それだけでも心は豊かになるものです。

特に人との別れは切ないものです。
いろんな人が今年も…。

知り合いは最近大切な同級生がいなくなって身近な人のそれはやるせないと嘆いていました。

未だみんな大丈夫と思っていても年賀状や暑中見舞い。近況報告で環境の激変したことを知らされることがあります。

次は自分!と言うちょっとした恐怖を感じる人もいてこればかりはほかに目を向けるしかありません。

まだ8歳の愛犬を見送るときのことを思って涙ぐむ人や、娘が結婚すると考えただけで不機嫌になる男性。

今を楽しむ!としか言いようがありませんが、ふと振り返ると新たな出会いはたくさんありますがそれ以上に知らぬ間に忘れ去ったものや、またがっかりしたこと、悲しみの淵に追いやられたことの方が多かったようにも思います。

でもそれは心の壁にべったりとくっついていても時がいつかは流してくれるということも知っています。

「オリーブオイルが値上げするらしいよ。」と久しぶりに夕食のパスタを作っていた息子が言い出しました。パスタにはオリーブオイルが無いとと言うこだわりは正論かもしれませんが、私はそれならほかのオイル。とすぐに切り替えてしまいます。

グルメではありませんからそれでいいといういい加減なところがあってそれなら今あるうちに楽しもう。

まだ手が届くくらいなら回数を減らそうとなりまた新しい味が生まれるかもしれません。

身の回りでなくなってしまうのはもう縁が切れた、もう必要がないということかもしれません。

何か日常でないことが起こった時それはが立ち止まって考える時。
工夫する神様?が降りてきた時と思います。

今朝は雨。散歩に行けなくもない程度ですが、全く動かないニケは今日はゆっくり家でと思っているようです。

今日もいい日にしましょう!


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