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三都は…。

今朝の雨上がり、湿った空気はいつまでもまとわりついて梅雨のような湿っぽさです。汽笛もくすぶっているように聞こえます。

お天気もいろいろ!春先の優しい日だまりがいつの間にか雨の続く時期になりやっと晴れたと思ったら今度は汗をぬぐいながら坂を上がっていく。
神戸は坂の街です。観光客は苦にしないハンター坂や北野坂。
登る坂道は神戸の人にとっては生活の一部分。
坂に階段、そしてまた階段と行きはよいよい帰りはしんどい(疲れる)となります。

春の六甲山は青くて低い山脈になり、桜は山の色どりに加えられて何とも穏やかです。

秋はいろんな紅葉で赤く染まり、冬には真っ白な帽子をかぶり、四季折々を楽しむことが出来ます。

毎年同じように見えても今年の桜は花が大きかったとかサツキの色が鮮やかと散歩を楽しむのに北野はいろんな表情を見せてくれます。散歩の途中でひと休み。見下ろす向こうに靄っている黒い海があります。

もうすぐゴールデンウイーク。コロナも落ち着いて沢山の人が異人館あたりにやってくるでしょう。神戸は宿泊する都市ではないと長年言われてきました。京都や大阪に来てついでに行く所だそうです。「そういわれればそうだなあー。別に何日もかけなくても観光バスなら数時間で回れるし…。」とあっさり納得しています。

が、昨今三宮あたりにはホテルが続々と立てられています。「こんなに建てて大丈夫?」と一般市民の私たちの間でも話題の一つになっています。

そしていつも比べられる大阪と京都の三角関係。その市民心理はテレビでもよく取り上げています。いろんなところを切り取っても全然違う捉え方をします。

他県の人から見た一般的な大阪のイメージは面白くてざっくばらんのお笑い好き!くいだおれの街大阪。一般人も芸人なみのお笑いコントができる、ノリの良さ!会うとものすごく楽しい!ラテンのノリはいつも賑やかで凹んだ時に行くにはいいですが、親せきのようにぐいぐい入ってくるので苦手という人も正直いるようです。

京都は揺るがない歴史の宝庫。学生の町ということもありなかなか斬新なお店もたくさんあります。私はロンドンに似ているなあと思っています。意外と新しいものを取り入れるのが早いように思います。なかなか腹の内を見せないしたたかさは戦乱の多かった土地に生きる人の逞しさからきていると聞いたことがあります。

神戸はお洒落?で西の横浜。エキゾチックな港町。靴や履物にお金をかける履き倒れ!一番分かりやすそうでわかりにくいところもあって…。でも実はそんなに複雑ではなくて…。

あくまでも近しい大阪の人たちの感想ですが…。
大阪の人は神戸が大好き。「神戸の人かと思った」といわれると嬉しそうにするそうです。特に女性はおしゃれな人!と思われたと勘違いするとか。

でも京都の人はなんとなくはっきり思っていることを口に出さないので何を考えているのかわかりにくくてお高くとまっているとみられがちだそうです。

大阪の人は食べるの大好き!そしてサービス精神旺盛です。お好み焼き、たこ焼きはソウルフード。値切るのは当たり前の文化です。でも口をそろえて「ケチちゃいますねん」これもコミュ力のなせる業らしいです。すばらしい!
「澄ましていても安くならへんよー」と見知らぬおばさんが声をかけてくるそうです。

京都の人は大阪を騒々しくてなれなれしい!初対面でもずかずかと入ってくる厚かましさが嫌!となかなか手厳しいようです。

でも、神戸には甘い。ハイカラだから⁈お洒落だから!そんなにうるさくないし…。それに京都に無い街の雰囲気が好き!だそうです。

なぜか私は京都の友達が多くて気が合います。奥深いあいまいさと強さが好きです。
神戸の人はフラットでどちらかと言うと関西人気質より東京寄りのような気がします。それに大阪の人ほど京都人を敵対視⁈しません。

ニケなら「おやつをくれる人が好き!」と言いそうです。

今日もいい日にしましょう。
 

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