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雪に思う

東京は大雪だったそうで、孫娘の嬉しそうな写真が送られてきました。
想像以上に大きな雪だるま。ご近所の小学生や大人たちが一緒に作ったらしいです。

こんな体験が出来て「良かったね。」と言ったら「冷たかったけど面白かったよ!」と画面の孫は興奮気味です。
最近はお見舞いがわりに頻繁にLINE電話をかけてくれます。

春には幼稚園。子供の成長は早いものです。タケノコの勢いとは大げさですが、その逞しいエネルギーはワクワクで満ちているようで、見ていてもまぶしいくらいです。

私の小さなころ神戸に雪が積もることもありました。
朝起きて縁側から差し込む一直線の光はまわりの白さをひと際輝かせていました。

規則的な足跡は秋田犬のフジ。私の顔を見るなり庭を駆け回って、いっしょにあそぼ!とあちこち走ります。きれいな雪の絨毯は黒い土で瞬く間によごれて、そこからじわーと溶けていく様はせっかく積もったのに早くも消えていくはかなさがありました。

お昼前には軒先から、冷たい雫となって庭に落ちていく様子をボーと見るのも好きでした。

山は未だ白くこのままであってほしいなあと幼心に思ったものです。

子どもたちはあまりそんな体験をしたことがないと思いますが、スキー教室での楽しそうな様子が写真に残っています。スキーが趣味の父親の影響で小さなころから、毎冬行った信州の雪、北海道のパウダースノーに驚いて何度も頭からかぶってふざけていたことを覚えているでしょうか?

時代はスキーからスノボーになり、スキーの板はロフトの片隅に並んでいます。もう使うこともないでしょうが、処分するきっかけが見つからないままになっています。

私たちが降って嬉しいと思っていても、雪の多い地方ではそんな悠長に楽しむどころではないと思います。
映像でしか想像できませんが、私のような寒がりは役に立たないでしょう。

この辺りは積もらなくても道が凍結していることもあり朝の散歩は少し明るくなって、道が柔らかくなってからと言う決まり?になりました。

肉球が滑り止めになっているニケはお構いなしですが、これ以上、ケガをするのは御免です。

犬は庭駆け回り猫はこたつで丸くなると言いますが、ストーブの前に陣取って頭が熱ーくなるぐらいそこが大好きなニケは雪を踏んだならどんな行動をとるのかなあと想像してみたりと静かな朝になりました。

今日もいい日にしましょう!




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