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それって

骨折してからLINEや電話でお見舞いのメッセージをたくさんいただきます。
中には「手術の日、時刻。主治医の名前に何時間ぐらいかかるの?」と質問攻めの内容まで送られてきます。

なんでそんなに詳しく聞いてくるのかと言えば、祈祷をしてくれるそうです。

何人もしてきたので任せておいて!と言うのです。
特に若い女の先生だと送っただけで「大丈夫?なんか心配!」

「それはないと思うよ。」こちらはまな板の鯉。お任せするしかないし先生は治そうと努力してくれるはず。

かえってそのLINEは応援より疲れるものとなりました。
別に「ありがとう。」と流せば済むもののなにかひっかかるのはどうしてでしょうか?

みなさんいい人です。私を心配しての言葉です。
以前から自分が信仰している宗教に私を誘おうとしている彼女はいつになくたくさんのメッセージをくれます。

最後にもう一度「任せておいて!大丈夫。」とありました。何をとは言いませんが、どんなにすごいパワーを備えているのでしょう。へそ曲がりなことを考えずにお気持ちを受け取るべきなのでしょう。

もう一人のA子さんはお預かりしている婚活者の母親のお友達。「一緒にお茶でもしましょうと言ってるよ!」と連絡してきました。その母親と私は面識がありません。

我が相談所に紹介してくれたのがA子さんです。
「いろいろ娘のことも聞きたいしこれからのことを相談したい。」とのことでした。

「退院したら連絡するね。」と伝えると「その時は私も一緒に行くわ。」と。
いやいや娘さんのお母さんの相談事を一緒に聞くのはちょっと…。「また別の機会に三人でお茶しよう。」と言ってもいい返事をしません。

親身に世話を焼くA子さんにとっては私も一緒に相談に乗ってあげようという優しい気持ちかもしれませんが、ついつい自分の子供たちの話が長引くのも分かっています。孫もできた彼女と、アラフォーまじかの娘を心配している親。いくら親友でもわきまえないといけない内容でしょう。

私には会員を守る義務があります!とは口にしませんがこれだけは譲れません。

しばらくして「娘が大変頼りにしていてお礼が言いたいので、一度お茶でも。」ということらしいです。

ちょっと最初の内容からは変わっていましたが、彼女の落としどころ。私もやれやれです。

みんな熱い思いをおばさんたちは持っています。私がと言う思いもあるのはいいことですが、立場をわきまえることも大切なことです。

いつもは散歩から帰るとハーネスも外すのですが行くとき止めるのに一苦労するので今は家の中でも装着しています。

嫌がらないのは、これを付けたままだとまた散歩に行けることを知っているからでしょう。

今日もいい日にしましょう!




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