誘惑に負けたっていい⁈

洗練されたという言葉があります。
かっこよくて品があり知性さえも感じる。

内に秘めた情熱はあからさまに見せることはしないで表情はいたってクール。

健康にも気を付けてポテチなどは食べない。いくつになっても体型に気を配って自分を甘やかさない！

出来ていないことばかりです。
きっと空腹で行動したならもっといろんなことを吸収できたし頭もさえていただろう。なのにお腹いっぱい食べるのが好き！
自分を甘やかさなければコンビニのスイーツコーナーで立ち止まることもなく…。
たこ焼き屋の前を通り過ぎてもまた舞い戻ることは皆無のはず。

以前はもう少し律することがいくつかあったのに年を重ねると日々を楽しむと言う安直？な生き方が入り込んできて何とも情けないことです。そのぬるま湯の心地よさを味わってしまうとなかなかそこからはい出せなくて…。怠けるという滑り台はなだらかながらなかなか這い上がることが出来ません。

毎日が楽しい！と思えるようになって、今までが暗黒の毎日だったのかというとそうでもない。それはそれでエキサイティングでドラマチックなものばかり！
今はそんな環境から外れて時間がゆっくり流れるようになると力の抜いた欲のない、頑張らなくても手に入るものに対して目が向くようになったように思います。本当の精神の安らぎはこんな毎日から生まれるということを知りました。それはまさしく年を重ねた今だから味わえること。人生にも四季がありその季節ごとにいろんな景色を楽しめることが楽しいのです。

時々「手相を見てもらおう」と誘われて一緒に行くことがあります。四柱推命、タロット、そして手相。女性はみんな大好きです。私はそれほどでもなくて、お供で行く程度ですが、友達は良いことを言われると大いに喜び心配事は妙に恐れる。その占い師に自分の心をコントロールされているみたいでそのことの方が心配になります。ラッキーカラーは赤！と言われるとその日から がぜん その色に染まるのはある意味 素直なことかもしれません。
自分のカラーは自分で決めると言った可愛げのない私は占いの先生にはやりにくい人物だと思います。
そのとおりにして人生がばら色になったように思えるならそれはそれでいいことです。
これは我慢、こちらもダメとなると果たして…。

冒頭の洗練と言う言葉は、私にとっては外見ではなく「凛とした精神の持ち主になる」ということにしてやっぱり桜餅の誘惑に負けることは大目に見ることにします。
今朝は雨、早々に散歩から帰ったニケは静かに濡れた庭を見ています。
今日もいい日にしましょう。