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いまどきのおばさん

昭和の時代と違って、60歳以上の女性は若くて元気!パワー満載!とは同年代の男性の意見です。人それぞれですが大きな声、だんだんと耳が遠くなるので、反動で声もとなるようです。声が大きいとけんかしているみたいですが同年代が2人以上になるとまあー騒がしい!

でも注意すると「なんで?そんなことないわ!」と返ってきます。倍返しを食らいます。

自分に自信のある人は初めて会った人に「私、いくつに見える?この問いかけが一番困ります。」とは若い人たち。実年齢より1歳でも上を言おうものならご機嫌斜めになります。「二十歳には見えませんねえ」「そりゃそうでしょ。あなたとは親子ほど違うかも」とは次に何を言ってほしいかわかりますか?

なかよしでも相手へのライバル意識はかなりのもので、○○さんよりお腹は出ていないとか肌は私の方が若い、顏のたるみは少ない!と。いつまでたっても女は女。身近な人より少しでもとは乙女心でしょうか?

少し前ならこんな内容は40代の集まりでした。60代を超えると話も体の事や介護、だんだんと自虐ネタ。それを笑いと取るか深刻に取るかは性格によるみたいです。

有り難いことに今は昭和レトロブームで少し前なら古臭いとかダサいとかボロクソ⁈に言われたことも、若い人に人気があるんですって。それでまた調子に乗っておばさんたちの話は自分の青春時代まで、さかのぼっていくのです。最近テレビでも昭和の懐かしい曲の特集をしています。あんまり関心が無かったのですが、流れてくるとなんとなく懐かしいような自分が昭和生まれであることを思い知らされます。

お嬢さんたちはおばあちゃんが来ていたスカートやワンピースがハイカラとなってひと工夫して着こなしています。確かにその時代の洋服はモダンでハイカラ。娘も里帰りの折、ワンピースを2着ちゃっかりと持って帰りました。ファッションは巡るということです。古着に抵抗があった私たちとは違い今の人の方がエコな考え、見習うべきです。さら!やオニュー!と言う言葉はもう死語なのかもしれません。

自分が歳を重ねている自覚がなく、気持ちは若い時のままなので、同じようにするのですが、やはりうまくいかないときが多々あり、ちょっとがっかりします。しかしこんなはずではなかったと思っても口にはだしません。年だから仕方がないとも言いません。その点男性はあからさまに愚痴る人もいて、正直なのかもしれません。

バブルの時のイケイケ話は皆大なり小なり経験しています。

賑やかなことが好きで寂しがり屋。体裁を気にする昭和ガールはなかなか味のある女性たちです。本音と建て前、若い人にとっては二重人格!と捉えられるかもしれませんが、ある程度のそれは争いを好まないこの年代の知恵のようです。

言っていい場所、相手をチャンとわきまえていることは大切かもしれません。

「すずめ100まで踊り忘れず」ということわざがありますが、若い時に身に着けた習性は年を取っても直らないという意味です。いいも悪いも何十年も知らぬ間にへばりついてきたのですからそれも個性!と言えるでしょう。

それを面白い!と思えるか暑苦しいとなるか。さあどちらでしょう。人に歴史あり!それぞれのお話もなかなか味のあるものですが、いつまでも続きそうなときは適当に話を切って終わらせる必要はあります。そんなことされてもそんなに気にしない年代なので大丈夫⁈ですよ!

今日もいい日にしましょう!


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