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仲人の仕事 口出しする親

やっとお申し込みがあってほっとする間もなく、親からのダメ押しがあることがあります。

「なんか顔色が悪そう、健康ではないのと違う?」「この人は浮気しそう。」「もう少し若い方がいいよ。」「顔がおじいさんにそっくり!」

だから???と言いたいところですが…。あっさり聞く おとなこどもの多いこと。

「ならやめとく。」素直なのか優柔不断なのかよくわかりませんが、困ったものです。

小さな時の子育ての延長戦のような親子。心配で仕方がないのは解りますが、せっかく本人がその気になっているのにブレーキをかけます。

親はみんな子供にとって良かれと思うことを言ったり、行動するものですが、それはもーっと前の事。成人するまでに終わらせていないと。

子どもは親の所有物ではないのですから…。

親は「早く結婚してほしい。」と口では言ってもそれが本心なのかどうかはわかりません。

長く一緒に暮らすと自分の子供が小さな時のままで、母親はいつまでも面倒をみようとします。見てあげなくてはと言う変な責任感!
自分の体が言うことを効かなくなって初めて「もういい加減に自分のことは自分でしなさい!」と言い出す始末。

子どもも特に母親はいつまでも元気で自分のための洗濯や食事を用意してくれるものだと思っています。だから結婚する必要がないとも。

家事をしてくれる人を探しているなら別に結婚する必要はありません。
結婚とは何かということもよく考えていなくて、親は自分が楽になりたいからととんでもない理由を平気で言います。

こどもが巣立つさみしさと一緒に親元を卒業していく、親は喪失感を持ちながらも肩の荷が下りたと実感する。
どちらも親子が通る道。

何かのきっかけでその時が訪れたとしたらそれは喜ぶべき時となるでしょう。それが結婚なら仲人としては嬉しいことです。子供も親も新しい人生を切ることが出来るのですから。

随分寒くなった日曜日の朝。無性に白いごはんが食べたくなって、炊き立てのご飯、焼きのりにだし巻き卵。お味噌汁は定番の玉ねぎと薄あげ。

散歩から帰って来たニケは満足そうにご飯を食べて今は風で揺れるオリーブの細い枝を窓越しから見ています。

今日もいい日にしましょう!




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