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スマホは使いようで。 ニケと歩けば 

寒い朝でした。6時を過ぎてもなかなか明るくならず、窓を開けるとなんと冷たい風が!

日が昇ると山が一段と輝いて見えます。

いつもの公園でひと休み。まだ誰もいません。高い空をゆっくりと旋回する鳥がそれぞれ弧を描きながら3羽、その数メートル下にはカラスが数羽平行飛行しています。

スズメは足元でチュンチュンと。鳩はフェンスに間隔をあけてこちら見ています。冷たい風に少し体を丸くして並んでいます。

今日最初にあいさつしたのは見知らぬおばあさん。ニケに向かって「あなたは幸せね!」と話しかけられました。

飼い主がスマホを見ながら引っ張って犬を散歩させている姿をよく見かけるとか。一緒に歩く私とニケが楽しそうに見えたそうです。

そう言えばそれ以上に小さな子供を遊ばせながら自分はスマホでゲームしている親を見かけることがあります。子供が話しかけてもいい加減な返事やうわの空の様子を見て貴重な子育ての時期にもったいないなあとも。

数人のママ友が話に夢中でよちよち歩きの男の子が車に引かれそうになったとか。テントウムシを見つけた子供の大きな声にも反応の薄い親。

確かに歩きながらスマホを見ている若い人と同じように子供連れのスマホいじりが多くなりました。親になってもスマホ依存症ということでしょうか?

バギーを押しながら片手は…。たまにはのぞき込んでほしいなあ!

私は長らくガラケーを愛用していました。メールと電話ができればいいや。ところが急にスマホの時代になって最後のガラケー保持者を断念しました。

連絡方法はみんなライン。今はインスタ。一人だけメールは迷惑だと10年前に初のスマホを購入しました。最初は慣れないこともあり、苦戦しましたが慣れてくるとなんと便利な!もう生活に欠かせません。

何かを調べるにも簡単、買い物も全世界から。片手で持てるこの小さな機械はとてつもない情報を吐き出してくれます。

乗り物でもほとんどの人が下を向いています。小さな子供まで。

レストランでも親子連れ、なんと料理が運ばれてくるまでそれぞれが携帯を触っています。

場所や時間、それぞれの生活の中でスマホ時間が占める割合はどれくらいになるのでしょうか。

そんなことを思っていると草むらに小さな赤い蕾を見つけました。
いくら散歩中には持ち歩かないことにしようと思っていても、今スマホがあれば!と少し残念な気持ちを残しながら、散歩の再開です。

物は使いようと母はよく言っていましたが、そんな言葉がふとよぎりました。

今日もいい日にしましょう!






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