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仲人の仕事 常識と非常識

何が常識で何がそうでないか。最近ますますわからなくなってきました。

最近はいろんな考え方や捉え方があって一概に「それっておかしくないですか?」とくくれなくなっているように思います。常識ってある意味多数決のようなもので、それをマナーと置き換えることが出来ない場合もあります。

巷では親の常識が子供の常識となっているので社会に出てからその非常識に悩む若い人がたくさんいます。親、特に母親と仲が良過ぎて二人の世界感が出来上がっているからかもしれません。

その人の常識は経験と深く結びついているのですが、その家族や会社などは変化を良しとしないので、自分から何か行動をおこさないかぎりは自分の常識を育てることはできません。
親に反発するのも本当は悪いことではありません。みんな反抗期があって徐々に親から巣立っていくものです。それは暴力や口ごたえを言っているのではなく、心の葛藤を自分で抑えきれなくなった時のことです。

「反抗期がうちの子には無かったのよ!」と自慢する親。子供も反抗しないことは親孝行、大好きな母親を悲しませたくないと思っています。果たしてそうでしょうか?
たとえ経験豊富、知識がいっぱいの両親であってもたかが知れています。

ソクラテスの「無知であることを自覚する」という名言がありますが、知識は豊富な方が選択肢が増えることにもなります。それもいろんな世界から吸収した…。ということです。

「えーそんなの聞いたことない」「別に知らなくても命に関係ない」と知ることに興味のない人もいます。

結婚をすることも常識ではなくなってきました。いろんな生き方が認められたからです。昭和の半ばまではそれは常識でした。それも親の選んだ相手との結婚を何の疑いもなく、子供として当たり前でした。

それが今ではお見合いでもはっきりしています。結婚はしてもいいが条件の合わない人とはしません。別に実家で気楽に生きていてもいいのではという考えに落ち着こうとします。いざお見合いとなっても自分で決めたいけれど決められない。結局、親の意見を聞いて決めることになります。なかなか歯がゆい課題です。

それは狭い世界で自分の常識を育ててきたからです。

どこで折り合いをつけるか、条件に完璧を求めなくても一緒にいてもいいなあと思える心の余裕ができた時が適齢期なのかもしれません。

何歳までにではなくそれぞれに適齢期があるといえる婚活を応援をしたいと思っています。思い立ったら吉日という言葉!わりと好きです。

今日もいい日にしましょう!



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