小さなきずき

なんでこんなにうまくいかないんだろう。

あの人なら助けてくれると思っていたのに。

何も悪いことした覚えはないのに…。冷たい人！

原因の分からない事象が現れると自分の正当性ばかり思いつきます。

原因が必ずあります。それは以前、その人に不義理をしたり裏切ったりしたこと、気が付かずに嫌な思いをさせていたことがあって期待外れの結果を招いたということかもしれません。遅かれ早かれ必ずめぐってくるものです。

「人徳がある」という言葉があります。その人の振る舞いや人柄を高く評価することで、その人には品性や魅力があることを言うそうです。

手の届かないところにあるような言葉ですが、案外身近に見つけることが出来るものです。

そんな人は何をしてもうまくいったりピンチの時に誰かが手を差し伸べてくれたりと良い波を持っています。

私は義理と人情、浪花節ではありませんが、大げさではなく大切なことだと思っています。人気取りの芝居じみた行動はいただけませんが、そこはハートの問題！

悪気はなく、気づかないまま自分の都合で取った行動はのちに他の誰かから同じようなことをされることがあるかもしれません。「なぜ？？」と原因の分からないことのようにみえますがまわりまわって今その人に戻ってきたということです。

人はごまかせても天はご存じということです。

似た出来事をよく見かけます。当事者にはわからなくても他人は「やっぱりね！」とわかっているものです。

「人には親切にしなさい」と親は子供に言います。

それは簡単なようでなかなかできないことですが、一番大切なことかもしれません。

人を大切にする心がない限り何度でも同じ体験で分からせようとしてくれているのですから、早くそれに気が付いて、心癖はなおしたいものです。

いつも大なり小なり人と人の摩擦は起こるものです。それを遠ざけるのではなくて、自分は真摯にその人と向き合っているのか、相手の立場になって発言しているか、行動しているかをたまには考えるべきでしょう。

どちらかというと行動よりも、発言の方が人を傷付けやすいように思います。

心の広い人はそれを分かってくれますが、何度もあるかはわかりません。

因果応報、前世の行為のよしあしで現在の幸、不幸があり、現在の行いに応じて未来の果報が生まれると言います。

今がうまくいかないのであるなら同じ思いを未来の子供たちにおよばないように行動、言動に気を付けるべきかもしれません。

今日もいい日にしましょう！