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今はただの人

九州に引っ越した人が何年ぶりかで神戸に来ました。一人暮らしの息子の様子を見に!そこで何人かに声をかけて、久しぶりの食事会になりました。

昭和生まれの男女の会話はラインの交換の仕方から始まり、送っただの、届いてないだのと機械音痴?のオンパレードです。それだけで30分はかかったようで…。

それぞれにいろんな苦労を経て今では年金の話。仕事の話は少々センチメンタルになる今の社会事情。働かないと食べていけないのはみんな共通ですが、やめると次がない。職種は2-3だけ。以前の職歴、地位など何の役にも立ちません。

腰が痛いの目がかすむなど体の不調を抱えながら仕事をしています。
 現役時代はバブルが少し陰りを見せたころ。奈落の底を体験した人、会社の倒産。不動産の暴落など大荒れの日本で戦ってきた人たちです。

その中の一人、当時、営業の仕事でストレスを溜めて、鬱になったそうで、その悩みは何十年もかけて今の生活までたどり着いたそうです。。

私はいろんな職種を経験して、今では思い出すのは良かったことの方が多かったのですが、満足の行く結果を残せたかと言うと???です。

失敗もたくさんしました。身体も壊しましたが、今から思うとどれも楽しかったのです。

仕事がつらいとは、成果が出なかったり、人間関係のもつれ。そこからの体の不調。根底にあるのは自分自身かもしれません。自分が己を治療するしかないとも言えます。

真面目過ぎる性格の人はこうでないといけないモードがあり過ぎて仕事がうまくいかなくなると次はプライベート。だんだん何もかもが嫌になる。負のスパイラルに陥るといいます。

周りの評価を気にしたり自分がどう思われているかばかり考えて、本来の姿がそっちのけになっている場合があります。子供時代は優等生!そんな人もその深い穴に入る可能性があります。落第生でもやんちゃでも健康な体と強い心を養うことの方が大切。そして若い時にいっぱい恥をかいて失敗することが何よりの教科書かもしれません。

 また自分が思うほど周りは他人に関心はありません。結果が出て初めて興味を向けます。


趣味が仕事と言う人がいます。味気ない人生!と勝手に思うのは他人。自分がそれで幸せなら嫌々仕事をしている人より幸せと言えるかもしれません。

一つの仕事を定年までするより、いろんな職業を転々と。バイトで収入を得るも好きなことを楽しむ。今の若い人の生き方もありかもしれません。すべてその人の意思なら批判されることは全くないと思います。

今の時代、生き方も自由なのですから、ちゃんとした会社、誇れる職種がどれほどのものか、世間体を気にするほど愚かなことはありません。

 世界は混とんとしてきました。どれが正解かわからないものも出てきました。


たまに会って食事してスマホの操作が分からないでわいわい言っているおじさんやおばさんも若い時は社会の最前線でそれなりの苦労をしてきた人たちです。


「まずは気楽に生きましょう!」と言ってもなかなか実行できない真面目な日本人ですが、何かにしがみつくのをやめる時代になってきたのかもしれません。

「また会いましょう!」次を決めずに別れるのも心地よい関係を続ける秘訣かもしれません。

今日もいい日にしましょう!


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