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過去の意味

何にでも意味があるとよく言われます。
過去の栄光をいつまでも捨てられない人や、自分の人生はうまくいかないことばかりと嘆く人…。

生まれ落ちた日から過去は生まれていきます。
自分の意思に関係なく起こることの方が圧倒的に多くて、
思い通りに結果が出たということはほんの一握りです。

そのひとの力でどうしようもないことは、未来と過去どちらも同じです。

形として見ることのできる過去は現実としてとらえるしか仕方がありませんが、未来はその過去があっての事。となれば過去を振り返って少しでも良い道を選ぶ工夫は出来そうです。

それが学習なんでしょう。また経験値と言えるかもしれません。

その人それぞれにいろんな人生があり一つとして同じ道はないのですから、意味があってその道に導かれたとしか言いようがありません。

つかみどころや納得のいくものではありませんが、もう生まれた時から決められていたような気もします。

人生は修行と言いますが、おおければ多いほど、大きければそれを乗り越える力があるから与えられたと慰められて励まされますが、本人にとってはそんな生半可なものではありません。

同じ家族であっても一人ずつ違う人生を歩んでいます。助けようにも親の手の届く範囲は限られています。頼ったところで、また同じようなことが繰り返されると本人自体の気持ちが萎えます。

ならば考え方を変えられるか?というところに落ち着きそうです。
苦しい中でそのことばかりに気持ちが向いていると自分で自分の首を絞めるということになり周りが見えません。

そんな時は気分転換!えらそうに言う私もその場を離れて遊んだりすることに罪悪感みたいなものを感じて、問題点から気持ちを外すことが出来ない時期もありました。

やっとたまには力を抜いて、美味しいもの食べて、観に行きたかった映画に行こう思えるようになるといいアイデアが生まれたこともたびたびありました。

やはり人間は気持ち次第ということを見つけたように思います。
それが何年も経った頃その過去の出来事が未来になって意味があったことが分かった。答えは未来が持ってくるということでしょう。

人の痛みは同じ経験をした人が共有できると言います。
「私も同じようなことがあったよ!」とか「実は…。」というように。

そう答えた人の今が元気なら勇気をもらえます。
それが愚痴でいつまでも心の澱となっていないからです。

今少し過去にあったことの意味が分かる年齢になってきました。
あの時はトンネルの中だとしてもいつかは明かりが見えるはずと思ったことは間違いではなかったと言えます。

未来が過去の答えをくれるのを楽しみ待つということです。
今この一秒前もすでに取り返せない過去。

ならば時間を大切にしよう!と。

今日もいい日にしましょう!


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