11/23 雑記 考えのあれこれ3『ねこもり草子』『バイバイ青春』『青の墜落』読了
夜更かしすると、翌日は眠い!!
今日は寒い雨ということで目覚ましをみんな切って朝寝坊です。
文フリで購入した、青春アンソロジー『バイバイ青春』と『青の墜落』たびーさんとみうみさんの合作『ねこもり草子』読了です。
『ねこもり草子』
平安時代の空気むんむんな『ねこもり草子』。
語り手である猫たちのキャラクターがすごく好きだった。
どんなふうに成長していくのか見守らような気持ちで読み進めていた。
また包容力半端ない定子と天真爛漫な彰子も魅力的。
『バイバイ青春』と『青の墜落』
アンソロジー二作もいくつかお気に入りの作品ができました。
やっぱり、成長物が好きなんよねえというとどれがお気に入りかすぐわかっちゃうと思います。
またじわじわ揃えたい。
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昨日の続き
順序立てて話すのが私はとても苦手で。話があちこちするのだけれど昨日の続きで、書こうと思って書ききれなかった部分を残しておく。
そんな、ほぼ自分記録が続いていますがご容赦ください。
えこひいきや特別な配慮をされている子に対し「ずるい」と悪意をぶつける子供を例にした話の続きです。
最初に大人が、この「ずるい」という子をどう捉え、アプローチするべきかを書いた。
それからこれは非常に賢い子のケースになるけど「ずるい」という子が本来その感情を向けるべき相手は贔屓されている子ではなくひいきしている大人だと気づき、大人に気持ちをぶつけるには? というケース。
真っ当だね。でもすごく勇気がいること。
SSTでも、主張したい時はまず相手の言い分を聞くことを教える。
これは大人のケース、フェミニズムの活動家がすべきこととして整理した。
それを行うための能力として、どんな言動も非難せずに聞き、相手の人格を傷つけない強かさ。主張を引っ込めない強さ。それを支えるものとして自分の感情を理解し、受け止めることが必要だ。
ひどい言い分に相手を非難したい気持ちになる、その私のつらさを受け止めていくこと。我慢するのではなくて、受け止めていくこと。
どうせ相手は理解しないと投げ出して、男批判をして気持ちを晴らすのは、フェミニズムではないんだよってこと。だね。
対個人では物別れすることは多いだろうが、真っ当なことだと理解する人が一人でも増えるなら、それが社会を変え、いずれは個人にも影響していく。いっぺんにわかってもらう必要はないんだ。必ず達成するとしても。
相手を理解しようとすること。特に「相手の行動の理由に目を向け、その気持ちを思いやること」はきっと辛い思いをしてきたいじめられっ子にはとてもできないことかもしれない。
毒親育ちの子供とかね。
環境によって人生を諦めさせられた人もそうだろう。
どんな理由であれ許せない。その通りだとおもうし、それでいいと思う。
でも、相手の抱えている問題を理解しようと努めることは決して同情ではない。
だから仕方がなかったのだと自分を納得させるためにするのでもない。
許すためでもない。
相手の抱えている事情によって起きたことだと理解して、自分にはどうしようもなかったことだったと正しく絶望するため。
絶望できなかったがために気付かぬうちに自分のせいだとかかえこんできたあれこれを自分の外側へ追い出して、色々損なってきたつらさを自分で受け止めるためなんだと思う。
そしてそのために自分のしてきた行動を見つめることにもなる。認め難いことも。
この作業は、別に当事者間でやらなくても自分で整理することができる。
自分を助けるためなのだから、相手にぶつける必要もない。
どうして欲しかったのか、が分かれば自分の望みのために動き出すことができる。
わかっても動き出せない理由も知ることができる。そしてそれはいずれ解いていくこともできるだろう。
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