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11/18 映画を見たり本を読んだり。『ある男』

 『限りある時間の使い方』読了
 『ある男』視聴

『ある男』

 『ある男』すごくよかった。いったんメモだけ。
 男の自分を痛めつけたい理由とその気持ち(身体的反応)が痛いほどよくわかった。
 父親を亡くした子供の心を思うと胸が痛かった。彼は父親を失っただけではない。父が何者かわからない混乱と、大切な人がいじくり回される苦痛に耐えていた。義理の父で、でも大切にしてもらえていたと心から感じていた。だからこそ、裏切られたような気持ち、信じたい気持ち、自責する気持ち、憤り、たくさんの混乱が彼を襲っていた。その全部を支えてもらいたかった父はもういない。それが寂しい。

シーンで描かれるまで、私はそのことに思い至らなかった。短いシーンだが、そうか、そうだよと迫ってきた。

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