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IB や クリル(CLIL)で使うClassroom language を現実の世界のように

Classroom langaugeとは、言語クラス内で使う外国語。先生と生徒両方がクラスの自然なシチュエーションで使える日本語だ。例えば、「見て」、「聞いて」のほかに「よくできたね」や「日本語で」など。先生の指示を聞くときだけでなく、私の生徒同士でも使える簡単なフレーズを導入している。

私は中国語を教えているのですが、クラスで生徒が中国語を使うとインセンティブがもらえるシステムになっている。例えば、授業の終わりに片付ける時に「我帮你吗?」と友達に言うと https://www.classdojo.com/ のフィードバックの中の「チームワーク」に点数が加算される。

IB スクールでDOJOを使う場合、フィードバックに学習者像をいれたり、ATLスキルを使うのもいいと思う。結果データが簡単に見れるようになっているので、生徒の学習者像を数値をつかって観察もできる。

私が教え始めたころは教室で使う言葉といえば、先生の指示を理解することが中心。

クリルの学習をしてから、クラスで使う言葉の役割が教師がらの一方的に発されるものではなく、たくさんの役割を果たしていることが理解できた。例えば:

1.先生からの指示。その場合は生徒が聞いて理解し、行動する。
2.生徒が先生からの許可が必要な時に使う。例えば「水をのんでもいいですか」「トイレに行ってつだってもいいですか」
3.生徒同士が協力しあい、チームワークを育てるために使う。例えば「手伝いますか?」「よくできたね」「いっしょにやろう」「大丈夫」など。
4.生徒が学習内容の理解を深めるために使う。例えば「もう一度行ってください」「なぜですか」「ーーはなんですか」「いくつ」「いくら」など。

生徒が自然に使える場面をよく理解できると、自然と生徒が言語を使う機会が増える。なかなか使いたがらない生徒にはインセンティブを用意し、口語で使う機会を増やすのがいい方法だと思う。

生徒の外国語学習にモチベーションになるのはインセンティブだけでなく、使うことによってクラスのなかでコミュニケーション能力や社交性をのばすことができたり、現実の世界で実際会う人達に優しい言葉を話しかけてあげられるようになることだと思う。



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