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NOと言えない日本人代表『アラサーぼっち観察記』㉙

はい、どうも皆さんこんにちは。二重丸と申します。
今回は頼み事頼まれ事についてのお話です。どうぞお付き合いください。

早速ですが、あなたは人の頼みを断れる人間ですか?反対に、人への頼みを気軽にできるタイプでしょうか?
これらが問題なくできる方って、多分コミュニケーション能力とか人間関係の構築とかが苦手ではない人なんではないでしょうか。

ちなみに僕はどちらも苦手です。人に頼るのも頼られるのも非常にストレスに感じてしまいます。相手のことを嫌いになるとは少し違うのですが、頼まれ事をよくされる相手も僕がたくさん頼ってしまった相手にも、ちょっと胃が痛くなるような感覚を覚えます。仕事を円滑に進めるにあたって、当然必要な作業になりますので、慣れないといけないなとは思うのですがなかなか上手くいきません。

断れないエピソードとして、一人暮らしで嫌な訪問の代表に関するものについての例がいくつかあります。それは、新聞の訪問販売浄水器(?)の訪問販売宗教の勧誘です。どれもなかなか断れずに話を聞いてしまったことがあります。新聞はひと月でいいからと言われて契約しました(契約終了の連絡は問題なくできる)し、宗教のお話を週一で半年くらい聞いていた時期もありました。浄水器についてはクーリングオフの例で有名なのにそれを知らず、レンタルの契約後に気付いて慌てて解約をしました。世間知らずの部分も原因ですが、そもそも求めていないのに話を断れないのが原因です。

実害も出ているということで、今から頼みを断れない理由と頼めない理由についてわけて考えていきたいと思います。理由がわかれば改善方法もわかるかもしれませんから。

断れない

まずは断れない理由からです。
これは見栄を張ってしまうところが主な原因かなと考えています。つまり、誰かからの要求に答えないことによって、例えば、余裕がない人と思われるとか相手の期待を裏切るみたいなことを避けようとしているというわけです。キャパがオーバーして事情が拗れるほうが、圧倒的に評価を損ねるというのに馬鹿な話です。わかっているのにそのときには断るという選択肢が浮かびません。

また、妙に楽観的なところも悪さしている気がしています。頼みを受けたときには、当然達成可能だと思っています。ほぼ条件反射的に「はい」と言っていたとしても、物理的に無理でしたら後から「ごめんなさい」とさすがに断ろうとすると思います。
ただ、ちょっと未来の話だと急になんとかなる気がしてきます。修羅場になる予測が立ったとしても、ザックリ目算が立ったような気分になるのです。その計画が限界ギリギリの遊びなしのものだったとしてもです。これが良くない。理論値みたいな計画が上手くいくことなんてそうないです。少なくとも僕の人生では覚えがありません。いい加減に自分の能力への期待を下げるべきなのだと思うのですが、よくわからないけど自信を持ってしまうのです。

なお、頼まれ事自体が悪いと言っているわけではありません。適材適所という言葉もありますし、こういうものはお互い様で成り立っていくものだと思うので、あって当たり前のことだと思います。自分のキャパを管理できない僕に問題があるのです。
相手方だって何が何でも頼みたい、といったものばかりではないでしょう。余裕があったら、何かのついでにとそんな気軽なノリでの頼まれ事も多いと思います。それなのにいちいち断るのにビビッている方がおかしいのです。多分、相手さんも僕が余裕のないなかでやっていることが分かったら、びっくりするのではないでしょうか。人からの評価に怯えてとった行動で、評価を下げかねないのですから救えません。

頼れない

続いては頼み事をできない理由についてです。一つ目の理由は断れない理由と同様のものです。
誰かに頼み事をすることで、自分の評価を損ねることを恐れているのだと思います。誰も気にしないような小さい頼み事でも躊躇ってしまいます。大きなものは尚更です。小さい事であれば「少々のこと自分でやってしまおう」となりますし、大きな事ならば「こんな大変な事頼めない」と仕事を抱え込んでしまいます。よく言えば気を遣っているのかもしれませんが、仕事に支障が出るのであれば意味のない気遣いです。
例えば質問などでも気軽にできません。自分で調べられるならそうしたいです。聞いたら一瞬、調べるなら数分かかるとしてもです。仕事ができない奴の雰囲気がすごくしますね。

次の理由は頼んだ後の管理が億劫であるというものです。
誰かに頼み事をするとき、同時に、その事の進捗確認などの仕事が発生すると思います。頼んだら、はい、終わりでしたら楽ではあるのですが、そういうわけにもいきません。僕の責任下の仕事は、誰が実際行っていようと僕が責任を取らなければならないのですから。
要するに確認の作業が面倒に感じてしまうわけです。何度も頻繁に聞くと催促しているみたいですし、ずっと放置していると土壇場までどうなっているのかわかりません。何時何時まででよろしくと言うのも何だか偉そうですし、急いでないからと言ったせいで予想よりも時間がかかってしまい、やきもきしてしまうときもあります。そもそもコミュニケーションというもの自体があまり得意でない僕ですので、更に面倒な要素が重なってしまうともう大変です。結局、自分でやっちゃおうとなることが多い理由はここなのではないでしょうか。
まだ締め切りが先だと余裕がある気がして、人に頼みたくない気持ちが優先されますし、土壇場のギリギリでは、申し訳なくってもう誰にも頼めません。頻繁にパンクしそうになる人間の完成です。

以上、頼み事が苦手だという話でした。実際、前職ではずっと締め切りに追われるようなタイプでした。それでも頼まれるとなかなか断れないし、誰かに仕事もお願いできなかったわけですので、さすがに問題があると思っています。自分の状況をもっと共有する必要があるのでしょうね。

次回は、共感性羞恥について書く予定です。また是非お時間あればお付き合いください。

本日のまとめ

頼むのも断るのにも勇気がいります。



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