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推しの引退に関する後悔『アラサーぼっち観察記』㉔

はい、どうも皆さんこんにちは。二重丸と申します。
今回は推しの引退に関する教訓を皆さんにお伝えします。

まず端的に言ってしまいます。

「推しは推せるときに推せ」

今回はこれが全てです。同じオタクの人は何度も耳にしたことがある言葉だと思います。特別な言葉でもありません。僕もこの言葉を実感する前は「はいはい、知ってる知ってる」と思ってました。
この教訓が痛いほど身に染みている方には、今日のnoteは必要ないかもしれません。そうではなく、まだピンときていない幸運なオタクや今から何かにハマりそうハマったばっかりな人に向けて今お話しています。同じ失敗をして欲しくないのです。

この言葉の大切さを説明するために、今回取り上げるVTuberという分野について少し説明します。VTuberとは2016年に「キズナアイ」さんがバーチャルYouTuberを名乗り始めてから広まった名称のようです。
それ以前にも似た活動形式の配信者がいたようですが、メジャーになったのはここら辺からみたいです。つまり、まだ6年程度の歴史の若い分野であるということです。

大事なのはここからです。コンテンツが成長途中であるからか、ライバーの引退は他の分野よりも身近にあるものです。長い期間VTuberのシンボル的存在であった「キズナアイ」さんも2022年の2月に無期限の活動休止を発表していますし、にじさんじという大きな事務所では今年になってから3人も引退しています。どちらも人気がある状況での休止・引退でしたのでファンの皆さんはショックを受けた人も多かったのではないでしょうか。
すなわち、我々VTuberファンにとって、この教訓は特に重たいものであると言えるでしょう。

よりこの言葉が他人事でないことを理解してもらうために、とある阿呆の話を共有します。話は簡単なものです。その阿呆には好きなVTuberさんがたくさんいます。その中でも一人のライバーが好きでその人(?)の音楽を日常的に聞いたり、配信を楽しみにしていました。そんな中でそのライバーが今年の5月末に引退してしまいました。その阿呆はその引退にまつわる後悔を未だに抱えている、そんな話です。

そのライバーのが好きです。特徴のある歌声をずっと聞いていたかったです。カバー曲だけでなく、オリジナルの曲もよく聞いていました。その中の一つは夜更かしする時用のプレイリストに入れて、かなり気に入っていました。

そのフワフワなトークが好きです。歌っているときと本当に同じ存在なのか疑うくらいフワフワでかわいいトークでした。配信の頻度がそんなに多くなく、ゲームがメインの活動でもなかったその方の雑談配信を楽しみにして、欠かさず聞いていました。たまにやってくれる料理配信もよく見ていました。料理配信なのに料理の映像はなく、調理音と雑談だけ聞こえる、そんな配信が不思議と落ち着きました。

もちろん、容姿も素敵です。ミツバチみたいな鮮やかな色彩、笑顔がとくに素敵でした。新衣装で追加されたショートヘアーもよく似合っていました。3Dの姿も好きです。同期と並んで3Dを見せてくれたときの感動は忘れられません。

そんな素敵なライバーの活動を見る、そんな幸せは5月末にその方が引退したことで終了しました。新しく定期のコラボが始まった矢先の引退の発表だったので、とても驚いたのを覚えています。今でも考えるとちょっと胸が苦しくなります。
旅に出たくなったと言っていた推しにとって、この引退はきっとマイナスなものではなかったのだろうと思います。体調不良で辞めてしまう人も多い中、前向きな理由で引退を決めることができたのはきっと幸せなことなのでしょう。

つまり、卒業自体が悪いわけではないです。それではどんな後悔を抱えているのでしょうか。実はその阿呆はコンテンツのただの消費者でした。今でもそうですが、実は「推し」という存在にいまいちピンときていないところがあり、当時は「よく見る配信者だなぁ」くらいに考えている人間でした。そのため、俗にいう「推し活」みたいなことをしなかったことを後悔しているというわけです。単なる消費者であり、ファンですらなかったのかもしれません。

例えば、知り合いに布教や趣味の話もしませんでした。ぼっちであり、オタクにコンプレックスがあるソイツは誰かに自分の好きなVTuberの話なんて出来なかったわけです。

SNS上でも応援や賞賛のメッセージを投稿することはまれでした。SNS恐怖症なので、短いプラスの言葉でさえ気軽に投稿できなかったのです。

グッズだって一個も持っていません。タイミングがあればと思っていたにもかかわらず、引退時にも購入しませんでした。引退時期近くに売っていた誕生日記念グッズが欲しかった癖になんとなく素直になれず、購入しなかったことを後悔しています。
おそらく、ちょっと蟠りがあったのでしょう。すでに言ったとおり、コラボが増えて勝手に配信頻度が増えることを期待していたので「どうして」という気持ちの方が強かったのだと思います。勝手に期待して解釈違いで暴れるファンの気持ちがちょっとだけ分かった気がしました。だって辞めるなんて思ってなかったから……ずっとその声を聞いていられると無邪気に信じていた馬鹿だったわけです。そんないい年こいて拗ねていた結果、気付いた時にはもう何も公式から購入できるものは残っていませんでした。

要するにソイツは、「推し」になにも貢献してないオタクだったわけです。引退してからこんなに後悔し、自分の「推し」だったのかと気付くどうしようもない阿呆でした。
もう一度繰り返します。

「推しは推せるうちに推せ」

後悔しても遅いのです。一個人の推し活なんてライバー本人にはたいしたことないかもしれないですが、やらないよりやった方が絶対いいです。もしかしたら目に留まって笑ってもらえるかもしれないですしね。

最後にここからは、もう姿を見えなくなった「推し」へ少しだけ。
僕はあなたがすきでした。卒業のときには泣いちゃってちょっとしんどいなと思っていましたが、なんとか生きてます。
感謝の一言も呟けなかった僕は、こうしてnoteなんて新しいことも始めてみました。次に推すときは、馬鹿みたいな長い文章で感情を吐き出すことになると思います。
こうして好きだったこと、引退に対する感情を消化するのに5ヶ月近くかかりました。きっと伝わらないけど、来年は堂々とお誕生日もお祝いしたいです。
応援させていただきありがとうございました。

何だか小っ恥ずかしいことを書いた気がしますが、まぁ良しとしましょう。僕と同じ後悔をする人が減ることを祈っています。本日のまとめでもう一度教訓を繰り返して終わります。

次回は、理由なく怖いものについて書く予定です。また是非お時間あればお付き合いください。

本日のまとめ

推しは推せるときに推せ。



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