知恵の実を食した人類の反撃(箱根旅行後編)|ナインチェ・プラプラウスの「いつかいなくなっちゃうかもだし」#11
たまにガキンチョと話すと、大人になったら誰もが当前、結婚をしているものだと思っていて驚きます。
いやいや、そんなに簡単なものじゃあない。
何だって努力は必要。放っておいたら、そのうちいい感じになるなんてことは、そうそうありません。
大人になったらいい加減気が付きたいものだけど、大人になったからこそ、重ねた歳という無根拠に寄り掛かっちゃう時があるんだなあ。
どーもどーも、ナインチェ・プラプラウスです。ちんぎぬすの槍じゃないです。
箱根に弾丸で行った二人ですが、どうも表面的だった計画が爆発し、おろおろしているようです。
まず、終了時刻が早いロープウェイに乗り、宿を目指します。
スキーのリフトのように常に動き続けているものだったため少し余裕が生まれ、途中の大涌谷駅に寄ることができました。名物の黒卵を食べられ、何とか初日に箱根らしさを彩れました。
宿では、食事やお風呂、定番の卓球などを経て、箱根湯本駅のエヴァストアで購入したエヴァンゲリオンの花札「エヴァ札」に臨みます。
ルールが曖昧で多少揉めましたが、札遊びという旅行らしさに和みました。
「エヴァ札」は、書き下ろしのイラストがとても可愛らしく超いい商品でした。
夜、二日目は何としても成功させたいご主人が、より綿密な計画へと練り直します。
残る目的地、桃源台駅、ポーラ美術館、ひがな湯治天山、箱根湯本駅という点を結ぶ無数の線の中から、これしかないという線を探し出します。
箱根内を移動するだけのバスですが、非常にたくさんの路線が存在します。
乗り換えパターンも複数ありますが、その乗り換え地点の時刻表を調べるのにも一苦労です。
1駅程度であれば、徒歩の可能性も勘案できます。
バス停で、数十分も待つようなロスタイムを生ないことや、目的地でゆっくりしすぎた場合のパターン分けも考慮しなくてはいけません。
いいかなと思ったらどこかで引っかかる、前に調べた情報を誤って消してしまいやり直し、などということを繰り返しながら、何とか計画を立て切ったのでした。
そうして始まった、負けられない戦いの二日目、スタートは徒歩から始まりました。
最初の目的地は、桃源台駅。
宿からは、15分ほどの駅からモノレールで1駅、歩いても30分ほどです。
15分の駅までの道は上り道だったので、30分の下り山道ウォーキングを選択します。
徒歩は裏切りません。時間通りで大成功。自然も感じられました。
エヴァコラボした駅の装飾もそこそこ楽しめました。
次の目的地は、ポーラ美術館。
途中、バスの乗り換えがあります。仙石楼前というバス停で降ります。
数分の待ち時間だけで、目的地ゆきのバスに乗れました。計画通りです。
展示は日本とフランスの間の芸術的影響に関するもので、非常に愉快でした。
お昼を食べて、ミフィちゃんがやりたがっていた、美術館周りの散歩も無事完了。
モネの『睡蓮』をモチーフにしたデザートまでいただいたにも関わらず、1本早いバスにも乗れました。
余裕を持って箱根湯本駅に到着。初日にミフィちゃんが希望していた和菓子を買う余裕を持ちながら、ひがな湯治天山行きのバスにも間に合います。ジャストオンタイム!
天山は人気の温泉施設で、昔ながらの和風の建物でありながら、今時のスパ的設備も整っているという、大満足スポットでした。こんな最高設備で、20年近く前からあるというから驚き。
晩御飯に食べた猪のしゃぶしゃぶも美味しかったです。
そして、最後のバスも時間通り乗れ、箱根湯本駅に到着。
小田急フリーパスに導かれて、遅すぎず早すぎずという時間に、新宿へと帰れたのでした。
何と完璧な二日目!
やはり、地道な努力なしにして、満足な旅というものは果たせないようです。
箱根フリーパスは、コスパ的には最高なのですが、ちと情報が点在している印象でした。
全ての乗り物の時刻表などを情報整理して、いつどこにいても最善なルートが案内できるアプリとかを作ったら、最強になりそう。
まぁ、終えてみると初日のバタバタもいい思い出。
エヴァも少し感じられながら(ラッピングバスや、駅の装飾が見れました)、自然や美術、温泉や宿でのくつろぎ、観光まで、旅行の醍醐味が全て実施できた旅でした。
うーん、また、行きたいなぁ。
今回二人が巡った箱根スポットはこちら
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