見出し画像

コエテクの神ゲー「下天の華」

コエテクが放つ、完全新作!!!(発売当時)

「お、織田信長?^^; ここへ来て歴女路線ですか。ふん…どーせまた、くそゲーだろ?????」

ところがどっこいの超展開…。
みなさん、下天の華、神ゲーでした。

1人づつ感想を簡単にまとめていきたいと思う。

蘭丸

蘭丸…やばすぎる!!
私の狭い視野の限りでは、これまで蘭丸っていったら、どの作品でもショタキャラ。
背も低くて、声も高くて、すんごいツンツルテンの服着てさ…そっち系はぜんぜん好みじゃないんだけど、下天の蘭丸は全く違う。

おそらく、家康(190センチ)に次ぐ長身、そして極端に少ない露出。

あぁ…すごくいい。

そんで、ツンデレっていうんですかね、あんまりツンデレの気もないんですけど、、、
ツンツンしてる蘭丸が、デレる瞬間がもう…地蔵の存在を忘れるぐらいすごい。もう、蘭丸はほんとう…性格全部がどストライク。調子に乗ると怒ってくるし、落ち込んでると慰めにくるし、主人公の運命が危ぶまれれば各方面に筋を通して、そして、部屋に居候させてくれるし…笑 あーーー…まさかあのメンツでも一番ガードの固そうな蘭丸と一夜をともにするなんて…思ってなかったなーーーーしかも一番年下だもんなーーーーーーーー本当にありがとうございました!!

家康

ビジュアルで行くと、光秀とどっこいの美貌を持っている家康。小鳥と戯れるお姿を見ているだけで、こちらも癒される…。なんとお優しい殿方なのでしょうか…。しかし、彼の一見清らかな心には、過去にどこぞの女から無理矢理犯された時に負った女嫌いという深い深い傷があります。劇中ではサラッと「こいつぁ女性が苦手でよう!」って紹介されるけど、どう考えてもものすごい設定である。この、傷を癒すべく奮闘するわけですが…、結構これが重傷で!!まさか、前髪をのばして顔を隠すなんてことまでしてたとは思わず(タダのイケメンヘアだと思っていた)、試行錯誤、あの手この手で接近しようとするも、溜まって行くのは「疑念」ばかり。初めて「疑念エンディング」ってやつを見ました。びっくりしました。家康殿のエンディングはこんなにあっさりしているのか!?と。間違いにはすぐに気がつきましたが。笑 だって、キャラソンが流れなかったもんね。その後、再度家康√をやり直し、晴れて夫婦に…。家康殿とは、いい結婚生活が送れそうです。蘭丸は若さ故に、ちょっと危うい感じがするけど、(それがまたいいw)でも、家康と蘭丸、年齢近いんだってよ!!!もっとkwsk

あ、そうそう、家康殿はお香を焚いたりする趣味があるようで(趣味っていうか、あの時代は普通なのかな)「伽羅」という香りが好きらしいです。私はどーーしてもその匂いを突き止めたく、血眼でググり倒しました。まず行き着いたのは、「伽羅はお香の中でも最高級品を指すもので、相場は2万」ということでした。え、に・・・・まん・・・?ショックでした。”住む世界が違う”ということを、値段で思い知りました。お金って怖いです。家康殿が好きな「伽羅の香り」を嗅ぐことすら許されないのか、現代であっても。何とかして、かぐことが出来るはずだと、必死になりました。すると、ある記事を目にしました。「伽羅は沈香と呼ばれるお香で、、、」沈香…。「沈香の中でも最高級品を伽羅と呼び、、、」とにかく、沈香のすごいやつってことがわかりました。だとしたら、近からず遠からず、沈香を嗅げば何か導きだせるはずだ。そう思い、和っぽい雑貨屋に突撃することにしました。その姿はさながら、ストーカーのようでした。数日後、気づけば和っぽい雑貨屋店に居た私。店内には「金木犀」「桜」「白檀」そして「沈香」が取り揃えられていました。沈香あったああああああああああああああ!!!!心の中で叫びながらも、冷静を装い、スッと手に取り、匂いを確認…。ほ、ほ、ほげえええぇええああああああ漂ってきたのは おっさんみたいなにおい 。家康どの…ああぁあああああ嘘でしょおおおおぉぉお。涙 しゃちの疑念が3増えた。家康殿のウホッいい匂いのためなら二万を出すつもり、あわよくば数千円の沈香でまかなう計画だったのに…なんなのこれはなにオチなのこれは。号泣ま、二万が浮いたと考えれば…。ううううぅぅ

光秀

さて…、発売前からの大本命の明智光秀…、蘭丸は、「う〜んハマったらどうしよう?ハマるかな?うわあぁあ蘭丸ううぅぅ!!ぎゃんわいいいいい!!!」という具合で予想外にハマれたという感じでしたが、光秀の場合、ビジュアル・性格・色合い・声、ゲームをやらんでも、すごいやつだということが伺える、そんな存在ですね。唯一、主人公がくのいちであるという秘密をはじめから知っている人物。秘密を共有するというのは、既にいろいろ孕んでいます。そんな、光秀とのお話。どの作品でも、頭脳明晰容姿端麗に描かれる人物ですが、下天も例外ではありません。私が持っている薄っぺらい日本史知識だと、信長を裏切る存在として覚えていましたが、下天の光秀は信長さまのために、寝る間も惜しんで働いて、最後まで尽くします。歴史ものって、話の切り口によっていろいろな側面があると思うので、今回は、こういう切り口で行ったのだなーとおもって、受け入れました。なので、この下天の華という作品では、信長ストーリーに次ぐ第2の軸となる重要なストーリーだろうと思いながら、話を進めました、、、地蔵に変化するまでは……………………………………。下天の華が神ゲーになった要因、それは、地蔵だ。

断言する。

下天は地蔵ゲーである!

魅力的なキャラクターも去ることながら、この地蔵にこそ下天の価値がある。地蔵に変化することの比重がこんなに大きくていいのか?!ここまで書いておいてなんだけど、地蔵に関しては本当に、実際にゲームで体感してほしい。びっくりするはず。夜中、眠りこけながら寝落ち寸前でガクンとしていても、二度見して直後に大爆笑するぐらいの破壊力を持っている。そしてその地蔵の魅力が最大限に引き出されるのが、この光秀√なのだ!!!!!!この地蔵が商品化したら買う。っていうか、トレボで地蔵つけてくれてたら、通常版買っちゃったけど改めてトレボ買うよ、無いから買わないけど。下天の華はこんなに良い作品なのに、最近のネオロマ作品は勢いがなくて買う人が減ってたから、その延長線で買ってくれないんだとしたら本当に悲しい。これを期に戻ってきてほしい。

秀吉

地蔵の衝撃から一夜明け、いろいろ予定も詰まっていることだし、秀吉√に着手。TLの評判から、秀吉√はええはなしやということで、楽しみにしておりました。そして実際、本当に良い話でした。涙 あんなビジュアルからは想像もつかない人間としての秀吉が、こんなにもじい〜んとくるなんて…。森久保のチャラけた演技とマジな演技の使い分けもとても良かったです。あと安定の歌唱力。涙 なんていうか、秀吉って、歴史上の人物としては(信長も実はそうだけどさ)あんまりイケメンじゃないじゃない???だから、美形に描かれても抵抗があるし、こんなもんでいいわけだけど、これがもし、下手に美形に描かれていたらこっちの疑念が6ぐらいになってたと思うんで、ビジュアルと性格のバランスはとれていたんだと思います。本当に泣ける話で、くのいちのほたるちゃんのこと、すごく大事にしてくれるっていうか、乙女ゲーやってる画面こっち側の生身の人間の人生まで諭しているようで…笑 涙腺をうるうるさせていると、「そんなうるうるした目で見るなよ、抱きしめたくなっちまうだろ…」(こんな台詞たぶん無かったけどこんなようなかんじ)みたいな、セクハラギャグも忘れないし…。あと、蘭丸以来の、お部屋に一泊!!!どうやら私は部屋に一泊シリーズがすごく好きみたい。照 そんで、女房さんや、家臣に「○○様…あさげの準… !!?!?た、大変失礼しました。まさか、姫様がこんなに朝早くからいらっしゃるとは思わずっ…(えッちょっとまてよ…てことは)」っていう展開ね。

百地(檜山)

下天の華がこれほどの作品とは考えていなかったので…、百地のことは時間があるときにでもやろう、そのぐらいに思っていました。しかし、「大団円を見たい」という、ここんとこご無沙汰だった気持ちが蘇って、着手することを決意。恋愛対象キャラは基本6名で、百地は対象ではないんですが、スチル(画像集)枠がもうけられていたっていうのも気になってなんだかわからないけどすごくやんなきゃという風にもっていかれ…。さっきから渋々感が半端ないですが、さて、本題。
百地√の感想、

ううううううううううううん!?

消化する分として最後に回さなくて良かったw
主人公のほたるとは幼少期から忍者の里で「師弟関係」で、「師匠」として慕われていた百地。百地は、ある任務のために故郷である忍者の里をだいぶ前に離れています。そんな師匠を存在を忘れることが出来ないほたる…。そして、安土で百地と運命的な再会を果たす。そういうお話ですが…、ほたるちゃんの師匠への気持ち、子供すぎないかなぁ!?もう少し、精神的に大人の女性(つっても、設定上10代だと思うけど)として接して、子供の頃のほたるちゃんとのギャップと自分の感情のやり場に困って「百地タジタジ」になってほしかったっていうか〜〜〜。あと、檜山の演技もう少し、生々しい感じにしてほしかったな〜この檜山COOLすぎでしょ!!「えッ…、この人が今まで慕っていた私の師匠…なの…!?イメージしてたのと違う…、どうしよう怖い!」って思わせるぐらいなにか。番外編としての枠なんだからレーティングCまで上げる勢いで居てほしかったな〜。しかも忍者ですよ!?なんだって可能だよな。ああいう、かわいい師弟関係にキュンキュンしちゃう方には良かったのかな。今回の大目玉「誘惑する」なんていうワザがある以上、いろいろ期待してしまった私なのでした。

信行

兄・信長を殺害しようと計画する弟・信行!ビジュアルこそ地味だが、攻略するにつれ魅力的なキャラであることがわかった。この人には「二重人格」という超巨大MOEポイントがあります。どうして本当の自分を隠す必要があるのか、それを主人公に暴かれるまでの過程、偽りの自分が出来上がるまでのいきさつを語るときがいつどうやって訪れるのか、そういうのが好きでしょうがない私はどうしても感情移入してしまいます。下天の信長は、言葉や態度に少々棘があるものの基本的には優しい人なんですが、信行は弟特有の「なんで兄上ばかり」系の恨みを抱えながら生きてるウェッティな性格です。どんなに表向きニコニコしていても、兄からしたら弟が抱える闇の深さは知ってるはずで…。言ってしまえば、下天の華ってこの兄弟喧嘩に美形の武将が巻き込まれる話なんですね。だから信行√は下天の華裏ストーリー…のはずが、なぜか百地(檜山)との友情みたいなものも絡んでくる。笑 あわや、信行×百地にならんばかりの事態にまで発展しそうな勢い!私はそんなのあんまり求めてないけど…友情は好きなのでそこはもっと詳しく描いてくれても良かったかなと思いました。でも、各キャラのボリュームバランスってもんがあるので、この二人を掘り下げてしまったら時間も足りないし、兄弟ストーリーが薄れてしまうし、これでいいのかな…。でも、信行の生きる道っていうのは「忍び」に支えられているものなのだから、アリか?そんなわけで…、信行のなにがすごかったって、声の演技力ですかね。信行>秀吉>明智>…ってかんじじゃないかな!若手の家康・蘭丸あたりはあの若さが良い方に働いているので良いんですが、もし信行を若い声の俳優がキャスティングされて「若造」のように演じられてたら、興ざめしていたと思います。

信長

最後です。この方を最後にしないわけにはいかない。買ったときから最後にやる、と決めてやっていたので、やっとたどり着けたという感じです。各所の感想では、秀吉と同じぐらい良い話だということを聞いていたので、楽しみにしていました。しかし、大きな期待をかけすぎたからか、中盤ぐらいまで思いのほか感動がなく…、要所要所で信長さまかっこいいいいいいいいってなった訳でもなく…。どうしよう、ここで自分の中の下天が音を立てて崩れてしまったら…とまで思うぐらい気分が盛り下がりそうになっていた…そのとき!!信長様から「ものすごい茶碗」を渡され…プロポーズ!!!ギャー!!!!!!!!今までのキャラでは、エンディング迎えるまで改まって結婚を申し込まれたことは確か無かったはず!!

わーーーー信長√途中にぶっ込んできたぞーーーーーーーーーーーーーー!!

このときの主人公、驚きと共に突如「マリッジブルー」に襲われます。その後、百地のときと同一人物とはおもえない悩みっぷり…。そらそうだ、あの織田信長の妻になるだなんてどうしたらいいのか私もわからん。忍びである自分が信長の「天下布武の夢」に介入していいのか、どうやったらその「夢」の一部として役に立てるのか。そう、この「迷い」こそが、信長√のいや下天の華の最たるものなのである!!そして、「本能寺の変」で炸裂する超変化!!!!びっくりした!!!!!地蔵どころの話ではない!!!もうそこからは号泣。そして、私の独自基準「お部屋に一泊シリーズ」ちゃんとやってくれました!!これが有るのと無いのとでは…w というわけで…信長√を最後にやらなかった人、どーやって気持ちの整理をつけたのだろう、自分で言うのもなんだけど、神がかった順番で攻略してったと思う。

蘭丸 → 家康 → 光秀 → 秀吉 → 百地 → 信行 → 信長 → 大団円

この順番はおすすめです。


この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?