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「土着的なラマンロラン」

ワンルームリノベーション計画案
2021@大阪

以前から弊事務所での作品としてのリノベーション案件を進めたく漸くの足掛かり。

理想は100〜150平米のリノベーションが望ましいのだけど、今回は投資ではなくあくまで作品づくり。

ワンルームマンションの運営をなんとかせねばという賃貸会社の方との治山事業を絡めた共同プロジェクト。

念願叶っての作品づくりに着手できるわけで、意図せずにくっついてきた治山がやりたかったヴァキュリズムと相まって、授かり感がハンパない。

455.910.1365.1820.2275.2730.3185.3640と言ったジャパンモジュールの規格の格子をフレキシブルに組み上げてテーブルや棚やパーティションにすると言ったDIYとの狭間を歩むような感じ。

できる限りビスを使わない組み上げ方で、ある種のノックダウン的に誰でもいつでも組み換え可能な状態を目指す。

間伐材による規格部材は交換可能且つ、間伐材が手に入らない場合でもどこでも手に入るcampusのノートぐらいの汎用性で。

一本あたりでも小さな部材で有ればワンコインから購入可能にし、ワンルームだけでは留まらないような設計をしていく。

定期的に訪れるウッドショックは、これまでどれだけ輸入材に頼ってきたかが分かるため、僕如きでもラマンロラン的なスタンスは持ち合わせて良いのではと。

パフォーマンスとしては「このプロジェクトが国産材普及の足掛かりになることを祈って」だし「SDGSやサスティナブルって超重要」だけれど、そんなのは後付けで。作りたかっただけ、ただのエゴ。

一度やってみたかった意匠登録にも挑戦してみようかと考えている次第です。

「影響を自覚せず作ったものに価値はない」

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