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『集中力と仕事場の関係を考える』

⁡オフィスリノベーション
2021@阿倍野

木製格子のパーティションは4m程度引いた距離から見ると、
窓につけるブラインドのようなニュアンスになります。

ブラインドのようなイメージはパーティションの向こう側を「外」のような感覚で捉えるようになります。

広くない空間の場合どうやって「広がり」を持たせるかが課題になりますが、
こういうシグニファイア的手法も実際的だと思うわけです。

ルーバーと言う同じ形状を連続して使う場合のリズム感から生まれる規則性は安心感にも繋がります。

「ストレスは相対的である」という考え方が代表との中で見えてきたテーマで、
そもそものストレスの根本はコミュニケーション過多なのはおそらく正しいです。

本来ならコミュニケーションをなんとかすることを考えるべきですが、
居心地やプライベート性を使って自制心の開放を作ることができればストレスの軽減となり得るのではと言う考えです。

北側の窓から入る柔らかい自然光がいい感じに木製格子を照らしてくれるのは結果論でした。

結果オーライ。

オフィスと言う空間はそれはそれはクリエイティブシンキングには適していないように思います。

精神性としての虚無や、
揺らぎのような無限や、
自制心の解放がクリエイティブシンキングには必要です。

だからこそ仕事をする空間には、
生み出す空間にはティンシャを置いた方が良いし、
ウンベラータを置いた方が良いし、
猫を買った方が良いし、
水槽を置いた方が良いと思うわけです。

逆に言うとコンセプトシンキングには、
狭く物が無い状態が望ましいわけです。

クリエイティブな職業や趣味が増えて続けているのは間違いなくて、
そのプロセス自体でドーパミンが出るのが最高だし、
クリエイティブを無意識でスタートさせられる空間を作りたいと思うわけです。

「幸せを考え始めた瞬間が不幸の始まり」

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