インテリアデザイン手法『引用』

シミュレーション（simulation）は、「ふりをする。まねをする。」の意味で使われる言葉で、模擬実験や模擬訓練という意味でも使われたりする言葉です。

インテリアデザインの手法としてのシミュレーションは、『誰もが知っているイメージを自覚的に取り入れる手法』です。

文章だと分かりにくいので、例を挙げていきます。

【店舗などからのシミュレーション】

例えば、川越のスターバックスからのシミュレーションを行う場合、

オークのような木の質感、モルタルのような質感、黒の格子、ナチュラルな家具、観葉植物などに分解ができます。

続いてそれをシミュレーションする場合、下のようなデザインになります。

シミュレーションを行う対象がどんな構成なのかを分解する必要があるため、観察力と知識は必要になってきます。

他のシミュレーション例をご紹介します。

【モンドリアン】

【ティファニー】

他にも、アニメやキャラクターや映画などから引用しているシミュレーションデザインは多くあります。

〇〇風インテリア～のような少しチープな表現をされてしまう事もあるシミュレーションという手法ですが、インテリアデザインとして確立されている手法です。