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「12時間生放送の絵本フェス」のメモ

「きっかけは、仲間の絵本作家さんの発案」

3月22日にInstagramのライブ動画配信機能を使って、絵本のフェスを開催することになりました。私の個人的な気持ちなどを忘れないように書こうと思いました。ですので、宣伝用のポジティブな投稿ではないです!

きっかけは、仲間の絵本作家さんの発案から。

イベントがたくさん中止になっているのは事実で、イベントが無くなったからとはいえ、時間がすごくできたかと言えばそんなことはないのです。中止になったらなったで、その処理など、やりとりに追われつつ、店舗のお仕事、出版のお仕事は進むので、決して時間があったわけではないのに、なぜか!

オンラインでライブ動画配信フェスをやろう!となった、先週末から数日でここまでの準備ができました。

「卒園・卒業お祝いのプレゼント的な」

最初は、発案者である絵本作家さんから「今の僕たちに、何かできることはないかしら」という連絡が来たのがきっかけです。
やるなら、身近な仲間で絵本ライブを配信するとか、何かみんながお家にいながら楽しんでもらえるようなことがしたい。

じゃあ、オンラインで「フェス」のようなことができないかしら!と、なりました。

そしたら、YouTubeで配信するのはどうかしら?でもその場合、出演者のメンバーが集まらないとダメだから、複数グループが一同に介するイベントは無観客だったとしても、そもそもハードルが高いなぁ。
じゃあ、別の場所にいる仲間と中継できたりしないかしら?何らかのツールを使って配信動画のURLをそれぞれ掲載して、案内するのはどうかしら?でもそれじゃあ、それぞれが動画配信したら良いわけで、ニジノ絵本屋がやらなくても良いのではないかしら?
などなど考えを巡らせていました。

もともと「ライブ動画配信」での、絵本ライブ配信をそこまで積極的に考えていたわけではないのです。(3月の絵本ライブのイベントは動画配信などにはせずに、中止にしているものもあります。)

また、これだけイベントが中止になっている中で演者さんに出演料がきちんと払える可能性が低いことにお誘いする。という気持ちにはとてもなれなかったので、「ドネーション制にする?」などと発言したところ、発案者である作家さんから「これはそういうものではない」と、即答で言われました。
この時期だからこその、みんなへの卒園・卒業お祝いのプレゼント的な側面も踏まえつつ、色々中止になって外出がしにくい皆さん(子供も大人も)に、家で楽しんでもらえることをニジノ絵本屋として届けよう!(確かこのようなニュアンスでした)と、言われたのです。

その作家さんが、発案への思いを投稿されていたのでこちらに。

今まで、みんな当たり前のように迎えられた卒園・卒業式。
自分達もそうだったように、こどもにとって3月は、とっても大切な季節だと思います。
様々な感情を、ひとつひとつの準備や行事で整理して一歩前に進む季節。
コロナによる経済不安や活動を自粛しないといけない閉塞感がある今だからこそ、こども達に伝えたいのは、大人は楽しいよ!夢を持つことは大切だよ!元気と笑顔があれば何でも出来るよということ。
イベント開催が難しい今、何か伝える手段は無いかなあとニジノ絵本屋さんに相談したら、想いを汲んでくれて、ネット配信の絵本と音楽のフェスティバルを開催する事になりました◎
さらにニジノ絵本屋さんと繋がるたくさんのアーティストが快く賛同してくれたとのことで、本当に豪華なイベントの配信に至りました。
三連休の3/22の日曜日。
インスタさえ見れたら、全国どなたでもご覧いただける絵本イベントなので、親子でだらりと楽しんでください。
そして、お父さんお母さん未来あるこどもたちの卒園・卒業、おめでとうございます。

この想いに共感し、私たちにできることを考えました。

「東京から島根、イタリアから京都まで」

そうか・・・無料なら・・・いつもやっているInstagramのライブ動画配信で、2画面分割のコラボ機能を使えば、Instagramのアカウントを持っている遠方の仲間とも繋がれるのか!!
と、思ったそこからは「これならリアルでは実現しにくかったことが逆に実現できる!」と、なりました。
まずは、私たちがやろうとしていることに賛同してもらえることが大前提でしたが、出産直後の仲間にも参加してもらえるし!イタリアにいる仲間にも声をかけてみよう!これだけ距離があり、離れてても一緒にできることってあるじゃないかー!
だったら、島根の仲間にも声をかけよう!そうだ、そしたら四国もーー!だったら九州もー!(笑)
あとは、特設サイトの参加アーティストさんたちをご覧いただければ、私の考えたことが手に取るようにお分かりになると思います。

みんなが日頃使っているSNSの気軽なツール。参加していただくのもそんなに無理がなく、そこまで派手な準備がかからない!
開催時間は最初は長くて「6時間」「8時間」くらい?と、言っていたのですが、時差のことや、それぞれのライフスタイルのことを考えたときに、全体のハードルをどこまで下げられるか!ということを思ったら「12時間だ!」と、即決しました。
開催日まで日にちがない!(1週間くらい)出演者さんにもなるべく負担なく参加してほしい。当日参加いただく視聴者さんたちにも負担なく見て欲しい!
(12時間全部見たい!という人には負担になってしまうかもしれないですが・・・)

今回のイベントは基本的にはお家でゆっくり楽しんで欲しいという気持ちがあったので、イベントの開催時間に合わせなくても、それぞれの生活リズムの見れるところで気ままに見ていただけたらいいな!と、思いました。
12時間やっていたら、どこかのタイミングでは見れるはず!と、思ったのです。

今までは絵本ライブをおこなっても、それぞれの作家さんがその場に一緒にいてのイベントはなかなか実現しにくいことでした。(住んでいる場所もそれぞれですし、何よりみなさんお忙しい、一つのイベントにたくさんの絵本作家さん、ミュージシャンやパフォーマーさんに集まっていただける規模の催しは「いつかできたらいいな」と、思っていました。)

「いつかできたらいいな」は「いまはできない」と決め付けていることでもあったのかなぁ、と、今回思いました。

ひとつのイベントにこれだけたくさんの絵本作家さんが参加してくださることができたのもInstagramを使ったライブ動画配信イベントだから叶ったことだと思っています。

本当は、各地の絵本屋さん(本屋さん)との中継配信もやってみたかったのですが、さすがに準備期間が短すぎたので、もし、今回成功したら、各地の本屋さんとも中継で繋がってライブ動画配信できたら楽しいだろうなーと、思いました。
(各店のそれぞれのオススメの絵本とかを紹介してもらう!とか妄想しました)

今回、お声がけさせていただき、残念ながら都合がつかなかった演者さん、作家さんが数名いらっしゃいます。

まだ始まる前から「第2回開催して欲しい!」などというお声をいただき嬉しく思いました。今回参加できなかった仲間とも次回なら一緒にできるかもしれない!
と、ポジティブに考えているのと同時に、きちんと前もって計画してきたイベントではないので、準備大丈夫かな、とか、告知大丈夫だったかな?とか、急な心配が襲ってきて不安になっている瞬間もたくさんあります。

「特設サイト」

今回、ニジノ絵本フェスのために特設サイトを作りました。

参加者の皆さんに「参加して良かったなー」って思ってもらいたいですし、このフェスが誰かの目に止まって、ご参加いただいた方々の、次の楽しい何かに繋がったらとっても嬉しいので、今の私たちにできる最大限の準備ができたらと思って作りました。
みなさんが忙しい中で、私たちの発案に応えてくださっているのが伝わるので、私たちも全力でイベントの準備をおこないました。

視聴者の皆さんにも参加してもらえるようにしたくて、塗り絵で参加できる企画もしてみました。
まだ、検証中ですが、特設サイトにみんなの塗り絵が集まったら素敵だなーって思っています。

出演者側も視聴者側もみんなにワクワクしてもらえたら嬉しいな!からの・・・「かわいくて楽しそうなフェス」のサイトになってたらいいな。の、思いで作りました。
また、影山さんの描いたメインビジュアルがとてもかわいいので、全体のイメージがまとまったのが大きいです。

「気楽につながる番組」

テレビのように、気軽につけたら、見れて。
ラジオのように、音声だけでも楽しめます(多分)。家事とかしながら聞いてください。

テレビみたいに鮮明な画面じゃないから、親戚同士のテレビ電話を垣間見ている(?!)ようなファミリー感ただよう絵面(えずら)になりそうな予感もあります。

そこも含めて、いつもは体験できない、絵本の時間を楽しんでいただけたらと思います。

出演者のみんなにおうちでの楽しい過ごし方など聞けたらなー。
卒園・卒業ソング歌って欲しいなー。
とか個人的には思っています。

外出しないで、どこまで楽しい時間を作れるか!
ゆるゆる楽しんでいただけたら本当に嬉しいです。

私も、自分の体調のことがあり、遠くにいる大好きな仲間に会いに行けていないこの1年でした。今も公共の交通機関での移動を避けて、極力必要最低限の外出にしているので、近くにいる仲間とも会えていなくて寂しかったので、日頃使っているツールでできる楽しいイベントは「たまにはこういうのがあっても良いのかもしれないなぁ」と、思いました。


私が子どもの頃には体験できなかったことが現在にはあって、でも共通で思うことは、何かしらの理由で外に出れないのであれば、日曜日に家族や恋人、友達同士と、もちろん1人でも!楽しくゆるゆる笑いながら過ごせたら良いね!ということなのかしら、と、思っています。

スマホは長時間見ると目に悪いということもありますので、休み休み身体に負担の無いように見ていただけたらと思います!
(JINSの柴田ケイコさんのめがねこ「見る育カルタ」に書いてあった・・・)

何で、12時間もやるかというと、気ままに見たい時にゆるりと見て欲しいからです!
(2度目かも!)

あくまで私個人の思いを書きました。
長い投稿をここまで読んでくださりありがとうございます。

みんなにとって、負担がないように開催することがとにかく最大の目的です。

22日(日)8時から20時、大好きな仲間たちと作るニジノ絵本フェス、ちょっとだけでものぞいてみて下さい。
放送事故とかおこさないように頑張ります!


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