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息子「お父さん、これやってみていい?」
父親「あぶないからやめなさい。」

子ども「先生、これやっていいですか?」
先生「それはやってはいけないきまりじゃないかな。」

子どもとのやりとりで、どこかで聞いたことがあるものではないでしょうか。

私は、基本的に危険な行動及び人に迷惑をかけてしまうであろう行為以外は、やらせるようにしています。

先日、お風呂に入っていた息子が
「お父さん、これ(入浴剤の空容器)に石鹸と体ごしごしするやつ入れていい?」
と言ってきました。どうぞどうぞと言って、見守りました。

すると息子は、少々のお湯を入れ、ふたをしてふりふり。
数十秒振ってからふたを開けると、中に入っていたボディタオルは、泡だらけ。
息子は満足げに体をごしごしし始めました。

嗚呼。「もったいないからやめなさい」
と言わなくてよかったと思った瞬間でした。

何げないやりとりでしたが、自分をはじめ、周りの大人が、子どものやってみたいという好奇心を日々潰していないかと感じる瞬間でもありました。


学校の中でも様々な場面が浮かびます。
特に最近では、一人一台端末の扱いが難しいですね。

「デスクトップの壁紙は変更してもいいですか?」
「休み時間にタブレット使っていいですか?」
「持ち帰って、友達とクラスルームでやりとりしていいですか?」
「タイピングゲームいいですか?」
・・・。

やらせないのは簡単です。
ただ、それって大人の型にはめて自分が安心したいだけじゃないかな?
子どもは、やりたがっている。大人の型からはみ出すことを恐れていたら、この予測困難な時代を生き抜く子どもを育てられないだけでなく、大人である自分自身もその時代の流れに取り残されていくのではないでしょうか。

とりあえずやらせてみる。

ちょっとこわいかもしれないけれど、子どもに寄り添って、やっている様子を見守りたいですね。

三浦真司@しんちゃん


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