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起業に挑戦するなら知っておいたほうがよいこと

今日は「起業に挑戦するなら知っておいたほうがよいこと」をテーマにお話をします。某起業アカデミーが始まって2カ月半、生活は変わり、控えめに言って心身はボロボロになりました。朝型だった生活は夜型に、睡眠時間の他にもいろいろなことを犠牲にして、それでもわくわくが止まりません。起業とは何か。また、起業するまでの過程と伴う痛みついて。行動と失敗をくり返してきた私独自の視点でお話したいと思います。

1.起業とは何か?

私は、起業を「商品や事業をとおして名前も顔も知らない人までハッピーにすること」と定義しています。

私たちは本来、そこにいるだけで周りを幸せにしています。そうですよね。これを読んでいるあなたにもご家族やご友人、あるいは職場に大切な人がいて、日々大切にしていらっしゃることと思います。とても尊いことです。起業家は、そこに満足しないバカです。自分という本体が関わって幸せにする状態から、事業や商品をとおして、顔も名前も知らない人までハッピーにできると信じているのです。

まるで起業家が上で、それ以外が下だと思われた方がいたらごめんなさい。そんなつもりはありません。しかし、起業家とはそうなんです。そう、自分を信じきれないとやっていられない、が正しいかもしれません。

2.起業の厳しさと私の現在地

先日のマーケティング審査会では「プランとしては完成しているから、あとはやるだけだね」と前向きな評価をもらいました(サロン内に動画あり)。起業一歩手前、これが今の私の現在置です。マーケティング審査会とは、一流のマーケターから助言をもらう場のことです。ハチドリ電気や電通の広報担当者など、それなりの方から売り方の提案をもらえます。

ただし、提案をもらえるのはプランが仕上がっているか、あるいは惜しい場合のみで、売れそうにない事業に関しては酷評がふつうです。睡眠と家族との時間を削って必死で仕上げたプランを酷評され、号泣、立ち直れなくなった仲間もいました。たくさんいた同期も気が付けば半数近くが脱落し、数人人が聴講生。●●万円という大金と覚悟(と、それなりの実績)をもって参加したメンバーが次々と減っていく様子を目の当たりにすると、起業とはつくづく厳しい挑戦だなと思います。

3.起業の何が難しいのか【3つ】

一つ目は「真似できない」ことです。これまでやってきたどの仕事も、先輩がいて、「あ、こうすればいいのか」と真似をできる環境がありました。朝珈琲を出すとか、先回りしてストーブを付けるとか、子どものいじり方もそうです。しかし、起業ではそうはいきません。iPhoneがガラケー時代には想像できなかったように、前例を自らの手でつくりださければいけないのです。だから、難しい。なぜなら、うちのおふくろが昔Amazonを詐欺よばわりしていたように、新しいことは必ず否定されるからです。私たちは学校教育で「否定されることこそ正しい」なんて間違っても教えないし、教えられてきてもいないので、精神そのものの構造を変えないと難しいのです。

二つ目は「借金生活」です。起業家にとって、借金することは「バナナは皮をむいて食べる」くらいふつうです。借金をしないで成功した事業は一つもないでしょうし、今も多くの企業が借金をして事業をまわしています。ビジネスの世界では、借金ではなく「投資」と呼びますが、一般人の私から見ればただの借金です。借金を受け入れられるか、これが、起業家への大きなハードルだと思います。だって、借金したくないじゃないですか。私たちは「ある分のお金でうまくやり繰りする」経験はあっても、「人から借りたお金で商品や事業をつくる」経験って普通ありませんよね。知らないことは怖いので、私も怖いです。数千万円の借金を背負っても、「自分のつくる事業は価値があるから将来的に必ずペイできる」そう、信じられる何かがあれば、起業できます。

三つ目は「がんばりが無意味」なことです。がんばるとか努力とか、私はすごく好きです。成功体験があるし、学生生活や社会人生活をとおして、がんばれば何とかなることが多かったからです。でも、残念ながらがんばっても起業はできません。起業家は行動できる人です。がんばると行動するは何が違うのか。うまく言葉にできませんが、全く別物なのです。

4.起業の好きなところ

それでも、私は起業に挑戦しようと考えています。起業には「ロマン」があるからです。ある人類学者によると、人が「親しくできる人数は150人」が限界だと言われています。ダンバー数というやつです。人脈も、仲良くできる人も、幸せにできる人も、私個人では150人が限界なのです。しかし私たちは150人の壁を超えることができます。それが、起業です。商品や事業をつくることで、より多くの人にハッピーを届けられる。これを「ロマン」と呼ばず、なんと呼びますか。

それからもう一つ。起業には年齢や肩書が一切関係ありません。ピュアに売れる事業をつくれるか、つくれないか。不合理な要素がほぼないことは本当に新鮮で、私は好きです。学校だと使えない校長が偉ぶっていたり、仕事も人徳もない上司がざらにいたりすると思うんですけど、起業の世界ではそれが起こり得ません。誰もハッピーにしていないのに年商1億円を稼げるわけがありませんから。

5.まとめ

これを書いている理由は、起業を考えている人に情報共有したいと思ったからです。いい部分もそうじゃない部分も知った上で一歩を踏み出すあなたを、私は心から応援します。

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