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【学校だより#37】アカデミー生、ここまでできるのか!~担当スタッフの視点から中心メンバーの活躍を語る~


久しぶりのメタバース季節行事

 メタバース季節行事を開催したのは、今年1月に開催された新年会以来。久しぶりのメタバース行事ということで、担当スタッフの私はワクワクドキドキで心がいっぱいになった状態で当日を迎えました。

 行事開始15分前、今回の企画担当をしてくれた生徒会メンバーが集合をする中で「緊張する…」と話をする子が。この緊張感は、これまで準備に力を注いできたからこそ得られるもの。本企画がこれほど充実し、楽しいものになったのは、NIJINアカデミー生の活躍、そして裏で企画・運営を支えていたメンバーの努力の軌跡を語らないわけにはいきません。

 今回の学校だよりは、当日に向かうまでの企画メンバーの様子と、当日の全体の様子について、担当スタッフからの視点でお届けします。思いが強すぎて、少し長文になってしまったことをお許しください。

「夏の大三角のように人の輪の大切に」に込められた想い

 予定されていた日時の1か月前にメンバーが集合をして、初めに話し合ったのは今回の企画のテーマについてでした。ただ「企画をやるよ!」ではなく、「今回の企画にはどんなテーマを設定しようか」という目的から話し合いを始めました。

話し合いの記録より

 「七夕、夏の空だから夏の大三角をイメージして、その3つの星にメンバーの想いを込めよう」という話から、「わくわく」「ハラハラ・ドキドキ」そしてNIJINアカデミーの学校理念である「HAPPY」を3つの星にしようと決めました。「じゃあ、このテーマをもとにどんな企画をするか考えよう!」という運びで、今回のようなプログラムが実現をしました。
 メンバーが生み出すアイディアの豊かさには、毎度驚かされます。昨年から積み上げてきた私たちが使えるであろうツールをふんだんに使用して、自分たちがメタバースで出来そうなことを話し合いの中で考えていきました。

協働的な活動を通して企画を創り上げる

子ども達の力が無ければ今回の企画成功はあり得ない

 企画担当ごとに分かれ、「では各チームで話し合ってきてね~!」と話し合いのフレームだけはメンバーに渡して、あとはメンバーの力を信じて各チームごとに進め方を任せました。今回のメンバーの中には、顔出し・声出しをする子、しない子がそれぞれ入り混じっています。でも、彼らなりのコミュニケーションの取り方で、話し合いはどんどん進みます。やり方、関わり方を選べるのもこのメタバースの特長であると改めて感じました。話し合いに没頭して、予定の時刻を過ぎても白熱した意見交換を行っているチームも。集まっているメンバーは小3~中3という幅広い異学年集団ではありながら、それぞれができることを互いに確かめ合いながら担当を決め、自分たちなりの適材適所で活動していました。お互いの良さや苦手を知ったうえで、活動をする姿はまさしく「協働」。この「協働」が生まれたのは、これまでNIJINアカデミーの中で築き上げられてきた小さな「つながり」があってこそ。小さな積み重ね、つながりが子ども達の良さを発揮する「協働」的な活動につながるのだと、オンラインで目の当たりしました。

「最高!」の声が出た当日

各クラスの個性がふんだんに発揮されたクラス発表

 当日は、終了予定時刻をオーバーしてしまうほどの盛りだくさんな発表や企画が繰り広げられました。(企画メンバーは、「時間がやばいやばい…」とslackで嬉しい悲鳴をあげながら、連絡を取り合い、時間調整を行っていました。🤭メンバーの臨機応変さに助けられました…。)
 各クラスの発表。今まで以上に個性が発揮された「その子、そのクラスならでは」の内容が詰まったものばかりでした。「この子ってこんなにお話が上手なんだ」とその子の良さを発見したり、自分の力で何とか壁を乗り越えようと頑張っている子などの姿を見ることができたりと、このような行事で見える多様な子どもの姿がたくさんありました。校舎でのチャットを見ていても、「○○さん、こんなところがあるんだね!」などと子どもたち同士もお互いのことを知り、それを言葉で伝え合う姿もありました。その場にいた子ども達は、自分なりの関わり方で楽しんで参加していました。
 終了時、子ども達がチャットや声を出してこの企画への感想をお話してくれましたが、中には「最高!」という声も聞こえてきました。これは、これまで準備してきた各クラスの子ども達、何より中心メンバーにとってとても嬉しい言葉だったのではないでしょうか。

最後に

 日頃の子ども達の様子や、行事に向かう子ども達の姿を見て感じるのは、誰かにとっては簡単なことも、誰かにとっては難しいこともあるという前提を忘れてはいけないということです。どうしても前面に出てくる子たちばかりに目が行きがちですが、見えないところで奮闘し、もがき、何とか頑張りたい、など様々な気持ちを抱えているお子さんもたくさんいることを常に頭の片隅におき、子ども達なりの歩幅で進んでいける伴走をしていきたいという気持ちが強くあります。
 今回の企画も、ある子にとっては大きな壁で、心臓バクバクでこの日を迎えた子もたくさんいたはずです。
 保護者の皆様から、ぜひ子ども達に「頑張ったね」と一言伝えていただければ幸いです。

 この企画に関わってくれたアカデミー生全員に、大きな拍手を送ります👏



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