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吃音をもつ大学生による特別授業をおえて


特別授業をおえて

みなさんこんにちは、スタッフのおざです。
藤原さんのことを初めて知ったのは、ネットニュースの記事をたまたま目にした時でした。そこに書かれていた藤原先生のこれまでや、いま夢の実現ため前向きに頑張る姿を読み、なぜここまで頑張れるのだろうか、素直に聞いてみたいと思いました。授業チームのメンバーにも協力してもらい、なんとか連絡を取ることができました。そして直接お話しさせていただいた中で
「きっとNIJINアカデミーのみんなに届くものがある」
と確信し、今回の特別授業のオファーを出させていただきました。

代表生徒との出会い

藤原さんの特別授業の告知をホームルームでしたところ、真っ先に連絡をくれたのが、今回の代表生徒でした。
話すのが苦手だけど、頑張りたいという熱い思いを一生懸命に伝えてくれました。打たれた文字からは大きな不安と、でも自分を変えるために一歩を踏み出したいんだという強い思いが詰まっていたことを今でもはっきりと覚えています。その後もやり取りを進める中で
「ここまで文字を通して心が伝わってくるのか!」
という経験を私は初めて体感させてもらいました。本当にすごいことだと思いますし、それだけの経験を経ていま前を向こうとしていることに、人として心の底から敬意を表したい気持ちでいっぱいです。

以下の文章は代表生徒が特別授業を終えて記してくれた言葉です。
最後までお読みいただけたら幸いです。

頑張ったこと、なぜ頑張れたのか

普段私は声出しもしていなかったし、ましてや喋ることが苦手で色んなことを断念したりして「喋る」ということに対して良い印象がなかったです。
でも、この「吃音症」という今回の藤原先生がお話ししていただいた心的外傷後ストレス障害というのは私の気持ちにも少し似たところがあったりしました。
そして、同じような出来事はよく「なんて言ってるか聞こえない」などといわれることがよくありました。
でもそれはわざと聞こえないように言ってるんじゃないですし、もちろん相手の方は嫌がらせのためにいう嫌な人ではなかったです。
でも私は思い出しただけで涙が出てくるように、ほんとに心が痛みました。
そして藤原先生のお話を聞いて私は「先生にも同じ経験がある!」と思って「藤原先生が頑張ってるから私も頑張ろう!」と思えました。

これから

私はにじんでも声出しを出来るときに自分のペースで出せるようになれればいいなと思いました。もちろん声出しは人に強要するものではありません。
にじんには様々な悩みを持った方たちが集まって仲良くする場所です。
私や藤原先生のような経験をしている方もいると思います。
なので私も藤原先生のように夢を持って嫌なことがあっても
克服まではいかなくともいろいろなことに挑戦出来ると良いなと思います。

以上


最後に

「自分にしかできない、自分なりの授業がある」
「他の人はこんなことしていないから・・・なんて思わなくていい」
藤原さんが特別授業の中で話してくれた言葉です。
このNIJINアカデミーで「自分にしかできないこと」を一人ひとりが探し、そして見つけてくれることを心の底から切に願い、それを応援していきたいと思っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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