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1月19日/神が苦悩しているからその一部としての人間もまた苦悩する

"ハルトマンは悲観主義を本質的に別な仕方で基礎づけ、
それを彼の倫理学に適用している。



私たちの健康、青春、自由、豊かさ、
愛、性的満足、同情、友情、家庭生活、
名誉心、名誉、名声、権力、
信仰心、学問と芸術への衝動、あの世への期待、
文明の進歩-----これらすべての幸福と満足の源泉の
どれかを誰かが持っていると信じたとしたら
それは幻想である



たとえ最も幸せであるかのように思える人間も、
聞いてみると、
もう一度同じ人生を繰り返したいとは思っていない。



宇宙とは「いわば絶対者におけるかゆみのある
できもののようなもの」である。

このできものによって、
絶対者の無意識的治癒力が
その内的疾患から解放される。

「またはそれは痛みの伴う膏薬のようなものであり、
全にして一なる存在が
自分自身にこの膏薬を貼り、
内的苦悩をまず外へ向け、
そして排除できるようにする。

人間は宇宙の分肢であり、
人間の中で神が苦悩している。

神が宇宙を創造するのは、
自分の限りない苦悩を発散させるためであり、
われわれひとりひとりの苦悩は
神の永遠苦悩の海のひとしずくに過ぎない
(ハルトマン「道徳意識の現象学」)"

            <<自由の哲学>>

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